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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

服薬管理スムーズに行うケアプランについて

高齢者の介護をして行く中で、服薬の自己管理ができず、内服忘れをしてしまうことや、服薬ミスをしてしまう方も少なくありません。内服薬は、健康を維持していくためにも、きちんとした管理を必要としているため、自己管理が厳しくなってきた時、介助が必要となります。

服薬管理をスムーズに行うケアプランとは、どのようなものがあるのか、ご紹介いたします。

内服自己管理が、どこまでできているのか確認

まず初めに、内服の自己管理がどこまでできるのかと言うことを、アセスメントすることが重要となります。一度内服を忘れてしまったらからと言って、すぐに介護者が管理をするのではなく、どのくらいの頻度で内服を忘れてしまうのか、また自己管理は本当に難しいのか等を踏まえ、確認していくことが重要となります。

そのためには、高齢者の自尊心を傷つけないためにも、例えば内服後薬の空袋をテーブルにおいてもらうなどの約束を行い、確認することも一つです。そのほか、毎食後内服したか、声をかけ確認する方法もあります。

どのような形で確認するにしても、その高齢者のレベルに合わせた方法を選択し、プラン化することが重要なこととなります。

服薬カレンダーを使用し、内服管理を行う

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高齢者が、自分で薬の大袋からその時の薬を出すことが難しい場合等は、服薬カレンダーを使用することも重要となります。服薬カレンダーは、毎食後と寝る前と薬を入れることができ、さらに1週間分の管理となっています。

また、内服したことを忘れてしまう高齢者などには、その部分の薬がなくなるためわかりやすく、とても有効活用することができます。

内服カレンダーに薬を入れるのは、高齢者のレベルに応じ、一緒に入れるのか介護者が入れるのかは変わってきます。そのため、高齢者の状態をアセスメントしプラン化することをお勧めします。

さらに、服薬カレンダーを使用する場合には、シート式になっている薬は扱いづらいため、薬の一包化することをお勧めします。

毎食後薬を渡し、介護者が管理を行う

全く自己管理ができない状態であれば、毎食後薬を渡し飲んでもらう方法があります。
また、この方法でも口の中に薬を入れるのか、薬の袋だけを渡し飲んだ後空袋を置いてもらうようにするのか等、その高齢者のレベルに応じた対応が必要となります。

また、薬を自己管理できるレベルではあるが、身体能力として自分での内服が難しい場合には、ゼリーやオブラートなどを用意し、高齢者が自分で内服できるよう支援していくことも重要となります。

まとめ

高齢者だけではなく、私たちも服薬を忘れてしまうことはあり、一度の失敗で内服の自己管理を止めるというプランにはなりません。そのため、どうして忘れてしまうのかまたどうすれば自己管理できるのかということを、十分アセスメントすることが重要となります。

また、アセスメントしていく中で、どこまで高齢者が自分でできるのかと言うことを理解し、できるところまでは自分でしてもらえるようプラン化し、支援していくことが重要なポイントとなります。

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