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認知症高齢者の暴力を対処する方法

認知症高齢者から、突然暴力を振るわれた経験がある介護者は、多いのではないでしょうか。特に何があったというわけでもなく、突然怒り出し暴力を振るい、何がなんだかわからない状況になったことがある、介護者も少なくはありません。
このような、認知症高齢者の暴力を、対処する方法について、ご紹介いたします。

なぜ認知症高齢者は暴力を振るうのか

高齢者は加齢と共に、徐々に今までできてきたことができなくなり、行き場のない気持ちがあります。特に認知症初期段階では、突然何がなんだかわからない状況になり、ふっと我に戻るようなことがあります。その際に、自責の念に駆られ、どうして暴力や暴言を吐いてしまったのかわからなくなってしまうこともあります。

認知症中期になると、感情コントロールがより一層難しくなり、起伏も激しくなります。
そのため、暴力や暴言も以前よりも頻度も増してしまいます。このように、認知症の進行に伴い、高齢者自身でも理性を保つことができず、感情をそのまま暴力や暴言となってしまうという事を理解することが重要です。

暴力に対して、反応しない。関心を持たない。

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認知症高齢者から突然暴力を受けた場合、それに反応して対抗すると、その暴力はより一層増してしまいます。興奮状態が治まるまでは、一旦その場から離れることが重要となります。暴力をしている時の認知症高齢者は、普段の高齢者よりも何倍もの力を持っています。

さらに、暴力をしている認知症高齢者が危険なものを持っていなければ、遠目で見守る程度にすることが重要となります。

暴力行為が行われている時の一番の注意点は、高齢者および介護者にとって命の危険がどこまであるかということを、瞬時にアセスメントすることとなります。

抱きしめて、落ち着いてもらう

認知症高齢者の興奮度合いによっては、暴力行為を始めてすぐに抱きしめて落ち着かせることも、方法の一つとしてあります。抱きしめて落ち着かせるには、それまでの信頼関係により効果が変わって来ます。

そのため、信頼関係を築けている家族などは、高齢者が興奮し始めた時に、側に行きぎゅっと抱きしめて「大丈夫だよ」と、そっと声をかけてあげることも重要です。

認知症高齢者が、暴力や暴言を吐く原因として、寂しさを伝えられないことが多いです。そのため、興奮状態になった際に、「あなたのそばにいるよ」ということがわかれば、高齢者は落ち着きを取り戻すこともあります。

まとめ

認知症高齢者の暴力は、病気がそうさせてしまっているということを理解し、暴力に対して深く追求しないことが重要となります。

また、認知症高齢者は、寂しい気持ちを周囲に上手く伝えられないことにより、その気持ちが暴力となることもあります。

そのため、認知症高齢者を受け入れ共に歩んでいくということを、高齢者自身に伝えていくことが重要となります。

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