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コミュニケーションのコツ

医師と上手に付き合うコツ~専門職を理解しよう~

 介護士と医師は直接的に関わることは、ほとんどありません。しかし、介護士の記録を下に医師が利用者の情報を知ることになります。そこで、今回は医師とのコミュニケーションのコツをお伝えいたします。

直接的なかかわりはなくても、間接的には大きな関わりをします

 
 利用者の、身体的な状況や精神的な状況は24時間介護士が記録をしています。その記録には、食事・排泄・睡眠・内服等とても重要なことが書かれています。
 医師は大きな代わりがない患者一人ひとりと関わることは難しいため、介護士の記録を下に患者の情報を入手しています。そのため、介護士と医師は直接的に関わることは少なくても、とても重要な役割を果たしているのです。

介護士の記録を下に、内服薬の検討を行うこともあります

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 記録の中で、錠剤の拒否や錠剤飲みこみが難しい等の見解があった際に、医師は内服薬の粉剤化もしくは変更を検討していきます。そうして、患者にとって飲みやすいものを検討していきます。また、拒否がある場合にはどのようなときに拒否があるのかということや精神状況の記載などを確認し、不明な場合は医師から介護士に状況を確認することもあります。
 患者にとって内服薬は病気を悪化させないためにも必要な医療であるため、医師は介護士と連携を図りなぜ飲めないのかということを検討し今後の医療に生かしていくのです。

昼夜リズムの変化は、認知症の悪化の可能性もあります

 24時間介護士が介護をしている中で、昼夜リズムについても医師は確認を行います。昼夜逆転している場合、認知症の悪化・進行も考えられるからです。また、認知症が悪化することで、徘徊や食事量の低下等病状の悪化も考えられます。
 認知症には今その症状に応じた、予防薬や悪化を遅らせる薬もあります。そのため、介護士の記録の中で『不眠』や『日中寝ていること多い』など、日ない変動の変化を医師は確認しその変化に応じて脳外科への受診検討し脳MRIを撮影するなどし、認知症の悪化等を検討していきます。

まとめ

このように、直接的に医師と介護士は関わることは少ないですが、介護士の記録一つで医師の判断などに影響を与えることもあるのです。そのため、介護士は患者を一番理解しているからこそ患者にとって必要な医療についても、記録上に残し早期治療に役立てられるよう関わっていくことが大切となってきます。

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