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介護士の転職~スムーズに退職するために

後悔しない介護の転職ポイント

介護職にも様々な形態のものがありますが、初めて介護の仕事に就く場合は、自分にどのような職場が合っているのかわからないと思います。働いてみて自分には合わないと感じる事もあると思います。
また、人間関係が悪い、労働条件がきいていたのと違う、などの理由で、転職を考える事もあると思います。後悔しないために、転職する際はどのような点に気をつければ良いのでしょうか?

同じ職場で最低一年は続けてみる

よく介護の仕事を何度も転職している人を見かけますが、辞めた理由をきくと、多いのは「給料が安い」、「人間関係が原因」で、その次は仕事内容が思っていたよりきつかったというのが多いようです。

基本的に介護の仕事は、体力的に負担が大きいという事は念頭に置いて、仕事を探した方がいいです。もっと、楽な仕事があるのでは・・と思い何度も転職を繰り返すのはやはりよくありませんし、履歴書の印象も悪くなります。

その職場がどんなところなのかを見極めるには、最低でも一年間は続ける事をお勧めします。
介護職はどの施設も年中行事がありますので、例えば春先の間は外出支援が多くなり、職員もバタバタして大変な日が多いですが、冬場や夏場などは、比較的施設で過ごす事が多いのでそこまで大変には感じないかもしれません。
また、一年ほど働くと、職場の同僚や、利用者の方との関係も最初の頃とは変わってくる場合もあります。
最初は苦手だった利用者の人とも、信頼関係ができて働きやすくなっている可能性もあります。

長く続けやすい形態の職場を探す

特養や老健などは夜勤もありますし、介護度が重い方も多いので、職員は体力的な負担が大きくなります。そのため正社員で働いている職員は、20代~30代が多い傾向にあります。
人にもよりますが、40代を過ぎると夜勤の不規則な勤務が体力的に辛いと感じる人が多いようです。

特養などは、比較的、給料が安定している傾向があるので、収入面を優先して特養を選ぶ人もいますが、無理をして働いても、自分の体がダメになっては、結局仕事を続ける事ができなくなってしまいます。
収入面も大事ですが、それよりも「自分がずっと長く働ける職場か」という事を優先した方が、長い目で見ると良いと思います。

例えば、夜勤ができないのであれば、デイサービスやデイケア、ホームヘルパーなどがありますし、デイサービスでも「大勢でのレクレーションが苦手」と言う場合は小規模デイサービスというのもあります。
少人数のデイサービスなので、一人の利用者の方と深くかかわりたい、とい人には働きやすい職場かもしれません。自分に合った職場を見つける事が大事です。

職場の人間やハローワークで良い口コミの職場を探す

求人広告やハローワークの募集欄だけで、職場を決めるのではなく、ハローワークの場合ならば、担当の職員に「募集している職場はどんなところか」というのを聞いてみると良いと思います。

しょっちゅう人が辞めて募集している職場の場合は、ハローワークの職員の進めてこない事が多いです。
介護業界は横の繋がりが広いと言われているので、介護の仕事をしていると、どこの施設の待遇が良い、悪い、というのは自分の耳に入ってきやすいと思います。
実際、そこで働いていた人、今も働いている人から職場の様子をきくのが一番確実です。

職員の生活に合わせて勤務を考えてくれる職場を探す

介護の仕事に就こうと考えている人にも、その理由は様々あると思います。
単純に介護の仕事が好きだから・・という人もいれば、就職しやすいから、時間に融通がきくから、などの理由もあると思います。

特に女性の場合は、結婚、出産、子育て、親の介護などで、長い勤務時間では働けない、夜勤が無理、などの事情で仕事を辞める人も多いです。
特に妊娠中の場合は、通常ならば力仕事のない職場に変えてもらうなどの待遇を受けれますが、人手が足りないなどの理由でそれができない場合は、結局働きづらくなって産休が取れる前に辞めてしまう人も多くいます。

福利厚生のきちんとしている職場ならば、職員が長く働く事ができるように、産休や育児休暇を積極的に取ってもらうようにしている所もあります。
また、家族を介護するために、働く事が難しくなった場合は、介護休暇を取らせてくれるところもあります。

産休や育児休暇などは、求人欄に取得できると書いてあっても、実際には取りづらく、誰も使っていない場合もあるので、面接の時などに「今まで、取得した人はいるのか」など確認するようにしましょう。
面接では、なかなか遠慮して聞かない人もいますが、どんな事もきちんと正直に答えてくれるかで、その職場がどんな雰囲気なのかだいたいわかると思います。

まとめ

就職しやすい分、簡単に辞めてしまう介護職員も多いのですが、最初に「このくらいの期間は続ける」と決めておいて、その間は安易に転職をしない方が良い場合もあります。
「理想の職場」といものは、なかなかないのが普通です。

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