介護の転職、小規模法人に転職をするメリットデメリット

高齢化社会の我が国において、小規模法人の、介護現場が増えています。
また、小規模法人では、主として小規模多機能型施設や高齢者専用住宅、グループホームなど、少人数制の施設が多いのが現状となります。さらに、介護士の求人のほとんどが、小規模法人によるものが多く、転職先として選択するか悩む方も多いのではないでしょうか。
介護の転職、小規模法人に転職するメリットデメリットについて、ご紹介いたします。

アットホームで高齢者と一体になれる

小規模法人のメリットは、高齢者も少人数であり、職員数も少人数ということになります。そのため、アットホームな環境であり、高齢者と一体になり施設を作り上げていくことになります。
また、介護職員は即戦力を求められ、自身が考えたアイデアを提供し、利用者にとってより良い施設づくりに励むことができます。そのため、やりがいがあり、充実した仕事を行うことができます。

正職員の募集が少なく経営は厳しい

小規模法人の最大のデメリットは、正職員の募集が少ないことになります。経営状態の関係上、パートタイムでの募集が多く、正職員で働ける人の人数が限られています。
そのため、正職員として働きたいと思った場合、今正職員として働いている人が退職しなければ、難しいのが現状です。

また、介護保険制度の改正に伴い、経営状態が悪化している施設も少なくありません。そのため、倒産する危険性があることを、理解して転職することが重要となります。

施設同士が合併することもある

年々高齢者が増加する中で、介護保険制度の改正に伴い、倒産する介護施設が増加しています。一方で、高齢者にとって施設は、なくてはならない存在でもあります。
そのため、施設の経営者が変わり、施設同士が合併して生き残ることも少なくありません。

これは、働く介護士にとって、メリットともなりデメリットともなります。例えば、給与形態が変わることや、働き方働く時間が変わることもあります。

まとめ

小規模法人は、介護保険制度の見直し、改正に伴い、経営状態が厳しいところが多いのが現状です。そのため、正職員として働くことが難しく、倒産する可能性もあります。

しかし、高齢者にとって、安心で安心した環境、さらには介護者が変わらない環境は必要不可欠となります。また、小規模法人では、高齢者に在宅同様、アットホームな環境を提供することができます。
さらに、介護士としてのやりがいや充実感を得ることができるメリットもあり、働き甲斐のある転職先となることを理解しておくことが重要となります。