20代の介護士が転職をする際に気を付けておきたいポイント

介護士をしていて、初めは夢や希望を持ち、どのような介護をしていきたいのかというビジョンを持っています。しかし、現実は毎日介護に追われ、どうしようもない憤りを感じてしまう事も少なくありません。

さらに、介護保険等の制度が次々と改正され、それに伴い仕事量が増えていくこともあり、介護とは何かわからなくなることも少なくありません。特に、20代では介護士として経験を得て、ある程度介護の世界の事を理解し始め今後のキャリアについても考え始めます。

そこで、20代の介護士が転職をする際に、気を付けておきたいポイントについてご紹介いたします。

給与だけで判断しない

転職先を考えた時、一番気になるところは、今よりも給与が多い事かどうかという事です。
また、特に介護士の場合は、初任給が安く昇給も大幅にすることは少ないです。そのため、10年働いても、年収が300万満たないことも少なくなく、もっと給与が高い所に転職したいと考える人も多いです。

しかし、給与だけを考え転職先を探すと、その施設の実態そのものを理解しないまま転職してしまうことになります。そのため、実際には残業が多かったり、夜勤の回数が多かったり等、今よりも待遇が悪くなることも少なくありません。そのため、転職を考えた時、給与のみで判断しないことをお勧めします。

自分が本当にやりたい介護は何かを考える

介護士と言っても、働き先は様々あり、病院や老人ホーム、障害者施設等あります。
その中でも、何をしたいのかどのようなケアをしていきたいのかという事を、20代だからこそ考えることが重要となります。

20代の転職は、これから先の職業人生において、大きく関わってきます。
そのため、例えば今老人ホームに働いているから、転職先も老人ホームと考えるのではなく、自身がやりたい仕事を行うことが重要なこととなります。

交代勤務はいつまでもできない

20代は、まだまだ若く交代勤務を行っても、身体が辛くなることも少ないです。
そのため、いつまでも交代勤務ができると考えがちですが、40代50代となった時や、子育て期に交代勤務ができなくなることを考えることも重要です。

そのため、単科の老人ホームのように、交代勤務しかないところで働くのではなく、将来夜勤ができなくなったときのことも考え、転職活動をすることも重要となります。

まとめ

20代で転職をする際に、多くは自分自身のキャリアアップや処遇改善のことが多く、「今」を考えがちです。しかし、「今」のみを考えるのではなく、「将来」を考え転職先を考えることが重要なこととなります。