介護士コラム~体験談~
12月の介護施設は楽しい!「ご利用者様・職員合同紅白歌合戦」
- 2018.01.25 @ 新着
- 介護士コラム~体験談~
介護施設の12月は「行事・企画が盛りだくさん」というところも多いと思います。
寒くなる時期なので、ご利用者様の体調にもより一層気を配る必要はありますが
「楽しく笑えば免疫力がアップして、健康にも良い」という説もあるので、12月はいろんな理由をつけて、行事・企画を立ててご利用者様と一緒に楽しむ・・・これも介護士の仕事の魅力と言えます。
今回の記事は、12月の介護施設の楽しい企画・行事の例として「利用者・職員合同紅白歌合戦」という体験談をご紹介します。
紅白歌合戦の思い出話に花が咲く?
世間一般、「紅白歌合戦」といえば大晦日にテレビで視聴する歌番組であり、始まりから終わりまですべての時間をテレビで視聴していなくても、見たい歌手のところだけを視たりするなど、国民の多くが何らかの時間帯に「紅白歌合戦」を視るのではないでしょうか。
今の「紅白歌合戦」は午後7時台から始まりますが、40~50年前の紅白歌合戦は午後9時から始まっていました。
(余談ですが、他局番組の「レコード大賞」に出場した歌手が、紅白歌合戦の入場時間に間に合わず・・・というシーンが懐かしいという世代もいらっしゃるのではないでしょうか。)
歌好きの度合いはともかく、歌そのものは嫌いじゃない、または「歌番組くらいしか楽しみがなかった」というご利用者様にとっては「紅白歌合戦」の思い出話や印象に残っている歌手の話で盛り上がり、花が咲くといっても過言ではありません。
したがって、国民的番組である「紅白歌合戦」をネタに行事を企画・立案することは、ご利用者様を良い意味で刺激し、脳の活性化にもつながることにもなります。
ご利用者様と職員合同で、紅組と白組を作る楽しさ
私が働いていた入所型施設では、さすがに大晦日当日には、紅白歌合戦行事は行いませんでしたが、12月26日~12月30日の間で(いちおうクリスマス以降で大晦日前の日時設定です)
「ご利用者様・職員合同紅白歌合戦企画」を実施していました。
ハッキリとした決まり事は「紅組=女性」「白組=男性」というだけです。
何日か前に、ご利用者様に「ご利用者様・職員合同紅白歌合戦企画をやります」とお知らせした後は、ご利用者様と職員合同で(リードは職員がしていきますが)、女性と男性それぞれに「誰が何を歌うか」「歌う順番」「トリ、大トリ(最後に歌う人)は誰か」などを決め、決まったら大きな紙に書きだして前日までに見える場所に張り出していました。
実際には「1人で人前で歌うのは恥ずかしい」というご利用者様もいらっしゃいますので、無理強いはしない程度にお誘いしつつ、企画を進めていきました。
この企画を進めていく過程でご利用者様から「昔は○○という歌手がいて・・・」とか「あの歌手は何年も連続で出場している」等の話題になり、話題であれば、人前で歌うことに抵抗があるご利用者様も話に加わって「私の分は(職員を指して)あなた歌ってちょうだいよ」と、歌う曲目や順番を考えていく段階でかなり盛り上がっていました。
カラオケがない施設は、レンタルCDや動画を活用するのも有効
今どきの介護施設は、カラオケ機械を導入している施設も多いので、紅白歌合戦企画において困ることも少ないと思います。
しかしカラオケ機械が無い介護施設があるのも事実です。
私が実際に働いていた入所型施設は、時代的にもカラオケ機械の導入はまだまだ進んでなく、カラオケ機械無しで企画を実行していました。
そんなカラオケ機械が無い介護施設は、レンタルCDを活用するのも有効です。
レンタルCDショップには年代ごとのヒット曲をまとめてあるお店も多くあります。
CDを活用するということ自体が手間はかかり、さらに歌手ごとにCDを集めるとなると、曲目をそろえるのには非常に手間と時間がかかります。
しかし年代ごとのヒット曲をまとめてあるCDを活用すれば、意外と曲目をそろえるのにも手間や時間が短縮できます。
また著作権に違法しない範囲であれば、動画を活用するのも有効です。
ノート型パソコンをテレビなどに接続して、ご利用者様に動画を視ていただくと、ご利用者様の視覚から脳に良い刺激となり、ただ単に歌うよりも「懐かしいね~」などという話題で盛り上がったりします。
楽器ができる職員は演奏してしまうのも喜ばれる
ピアノやギターなど楽器ができる職員は、これを機にご利用者様の前で演奏して、ご利用者様や他職員に歌ってもらうのもサプライズ企画として喜ばれる方法です。
1曲でもよいので、楽器ができる職員はぜひご利用者様の前で披露されると、とても喜んでもらえます。
まとめ
いかがでしたか?
12月の介護施設の楽しい企画・行事の例として「利用者・職員合同紅白歌合戦」の企画を、実体験としてご紹介しました。ご紹介した内容が、現任の介護士の方の行事企画立案のヒントになれば幸いですし、介護の仕事に興味・関心を持っている方が「介護って楽しい!」と思っていただく材料の1つになれば幸いです。
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