介護士コラム~体験談~
仕事中に楽しんでいいの?働く側の趣味や特技が活かせる介護福祉士の魅力。
- 2016.03.06 @ 新着
- 介護士コラム~体験談~
今どきの介護の仕事にはご利用者の趣味や余暇の時間を充実させる力も求められています。
趣味や特技が、こんなにも役に立つとは!
ご利用者のお若いころの趣味や特技が今でもできるように支援していくことはもちろん重要ですが、ご利用者の中にはお若いころの趣味や特技に興味・関心を示さなくなったり、気力の低下でやりたくなくなってしまった方もいらっしゃったりします。
そんなご利用者の中には、他人が何やらやっているのを見て楽しんだり、それが脳や心に良い刺激となる方もいらっしゃいます。
つまり、ご利用者の中で働くアナタが好きな事をやって見せたりしてみると「おねえちゃん(おにいちゃん)、何やってるの?・・・へぇ~すごいね~。」とそれがご利用者の頭や心の活性化につながったりするのです。
ご利用者が傷ついたり、暗い気持ちになるものは避けるべきですが、それ以外であれば意外と何でも喜ばれたりします。
楽器演奏は活かせる特技の王道
楽器演奏などはご利用者に喜ばれる趣味・特技の最もたるものかもしれません。
ヘタでもつっかえつっかえでもよろこんでもらえます(経験上)。
ピアノなどの鍵盤系やギターは定番どころだと思いますが、私の知り合いにはこんな楽器でご利用者を喜ばせた介護福祉士がいます。
バイオリン演奏で敬老会を盛り上げたA氏
私の知り合い介護福祉士A氏はバイオリン演奏ができたのですが、「バイオリン?お年寄りにはあわないでしょ」「しかもどんな場面でどんな曲を演奏するの?」といいう見方が大半でした。
しかし、ある年の敬老行事でA氏はバイオリンの独り演奏で“故郷(♪うさぎお~いし・・・の唱歌です)”を演奏することにしたのです。
当日、演奏前にまずご利用者が喜んだのがA氏の格好。
ふだんのユニフォーム姿から一変、白シャツ+蝶ネクタイ、これだけでご利用者様「オーッ・・・」と喜ばれました。
実際の演奏、バイオリンの独奏演奏でもふだん生のバイオリン演奏が珍しいご利用者から「すごいねー」の声また声・・・。
さらに喜ばれたのが、敬老行事が終わった後。A氏はご利用者のお部屋をまわれる限りまわって部屋ごとバイオリンで故郷を演奏したのでした。
身近で生のバイオリン演奏のプレゼント、その演出もさることながらいちばん喜ばれたのはA氏が部屋をまわっての演奏をしたというその気持ちでした。
趣味程度のレベルで十分喜ばれる
上記はバイオリン演奏がご利用者に喜ばれたという1つの事例ですが、A氏は決してバイオリン演奏が飛びぬけて上手なわけではなかったと思います。
でもご利用者から拍手喝采。
趣味程度のレベルでも十分ご利用者を喜ばせることができたのでした。
趣味特技を活かした介護福祉士にアナタもなってみませんか?
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