介護士コラム~体験談~
キツイ・キタナイだけの時代は終わった!生活支援力が求めれる介護福祉士時代!
- 2016.03.05 @ 新着
- 介護士コラム~体験談~
介護という仕事が世の中にもだいぶ浸透してきましたが、やはりその仕事のイメージとして根強く残るのはいわゆる3K(キツイ・キタナイ・クサイ)ではないでしょうか。
3K(キツイ・キタナイ・クサイ)だけの、介護の時代は終わった。
10年前20年前はそのようなイメージだったかもしれません。
しかし、この先ご利用者の中心層は昭和世代へと移り変わっていきます。
そうすると単なる3K(キツイ・キタナイ・クサイ)の部分だけを介護していれば良いという時代ではなくなると予測されます。
2025年問題以後は、総合的な生活支援力が求められる。
今の介護には“ご利用者の生活の質を高める総合的な生活支援力”が介護という仕事には求められています。そしてその先頭を走る資格が介護福祉士と言っても過言ではありません。
特にこれからの時代、2025年問題(人口の多いいわゆる“団塊の世代”全員が後期高齢者になる年のことを言います)からのご利用者は“戦後生まれ世代”“高度経済成長を支えた世代”になってきます。
どういうことかというと、戦前戦中に比べて生活が豊かになってきた時代に養われた価値観を持った世代がご利用者となり、当然権利者意識が強くなってきた世代とも言えますので、ただ単に3大介護(入浴・排泄・食事)を提供するだけでは満足のいかないご利用者が多くなるわけです。
介護福祉士各々の豊かな発想力で、生活の質がアップする。
今までのご利用者の中心層が大正~昭和1ケタ台生まれ、多くのご利用者の価値観は「(手のかかることや汚いことを)やってくれてありがとう」でした。
ところがこれからの昭和2ケタ台生まれの方がご利用者の中心層になっていくと、ご利用者の価値観は多様化すると予測されます。(前述の通り、生活が豊かになってきた時代を経験してきた方たちなのでライフスタイルも多様化しはじめた時代です)
そして悪い表現にはなりますが「支払った価値に見合わない商品・サービスにはクレームをつける」世代になるわけです。ただ単に入浴介助・排泄介助・食事介助して、残った時間はコミュニケーションでご満足される世代ではない分、介護福祉士には例えばご利用者の趣味・余暇活動を支援する力なども求められるのです。
しかもご利用者は要支援・要介護といった社会的に何らかの生きにくさ(障害等)をもった方たち・・・ただ単に素材を与えてやってくださいでは事が進みません。
そのためには介護福祉士には、ご利用者様の晩年の生活が要支援・要介護であっても可能な限り豊かに生きていくことができる、そのような生活を支援する力が求められることになります。
豊かなアイデアで、生活支援力を高めよう!
少しカタイ話になってしまったような気もしますが、仕事に発想やアイデアが求められると思うと何だか楽しくなりませんか?
介護福祉士はキツイ・キタナイ・クサイだけの時代は終わったのです。プラスアルファのアイデアで楽しく介護福祉士を目指してみませんか。
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