介護士コラム~体験談~
12月の介護施設はいつも以上に楽しい!「何度も盛り上がる忘年会」
- 2018.01.22 @ 新着
- 介護士コラム~体験談~
介護施設の12月は「行事・企画が盛りだくさん」というところも多いと思います。
寒くなる時期なので、ご利用者様の体調にもより一層気を配る必要はありますが
「楽しく笑えば免疫力がアップして、健康にも良い」という説もあるので、
12月はいろんな理由付けをして、行事・企画を立ててご利用者様と一緒に楽しむ・・・これも介護士の仕事の魅力と言えます。
今回の記事は、12月の介護施設の楽しい企画・行事の例として「何度も盛り上がる忘年会」という体験談をご紹介します。
クリスマスの衣装で喜ばれる
世間一般として、12月の季節行事といえばクリスマスを思い浮かべる方は多数いると思います。
介護施設においても、クリスマス会を企画したり、デイサービスやショートステイなどでは送迎時に職員がサンタクロースの帽子をかぶったり、衣装を着たりしてパフォーマンス(?)する事業所も見かけるようになりました。
ご利用者様はもちろん、ご家族様も喜んでくれたり、良い意味で笑いのネタになったりして良いことだと思います。
またデイサービスやショートステイの送迎車両には「○○デイサービスセンター」などと、事業所の名前が記載されている車両がほとんどなので、地域の方への良きPR(あそこのデイサービスセンターやショートステイは楽しそう等)にもなります。
ご利用者様世代はクリスマス会より「忘年会」?
したがって、介護施設、事業所で「クリスマス会」を行事として企画する施設は多いと思います。
実際にご利用者様と楽しく盛り上がる介護施設は多いと思います。
しかし、ご利用者様は、大正生まれや昭和前半の生まれがまだまだ多い世代です。
「クリスマス会」という洋風な企画よりも、盛り上がった和風の企画(?)を実体験としてご紹介します。
それは「忘年会」です。
大正生まれや昭和前半生まれのご利用者様にとっては、洋風の企画も良いのですが、和風仕立ての「忘年会」が格段に盛り上がり、ご利用者様に笑っていただけます。
1週間くらい連続でも、なぜか盛り上がる「忘年会」
私が以前働いていたデイサービスセンターでは「忘年会週間」として、1週間連続で忘年会企画をやったことがありました。
企画立案には時間も労力も割き、勤務時間が終わってから残業しての準備はたいへんではありましたが「ご利用者様に笑ってほしい」「楽しい年末を迎えてほしい」という一心で、介護士仲間と共に時間をかけて準備をしました。
話は飛びますが、1週間連続で同じような内容で行ったのですが、毎日それなりに盛り上がりました。
具体的な内容をご紹介しますと、まずは昼食を「忘年会メニュー」にしました。
とはいっても、毎日手の込んだ料理は管理栄養士としても調理員としても食材費や手間の面から難しかったので「1週間通しで鍋系料理」を提供しました。
余談ですが、「鍋系料理」は大鍋で提供できる料理となるので、調理員の手間はある意味では省け、管理栄養士は食材の在庫整理の点でも役に立ったと言っていました。
(ご利用者様に「残り物で料理した」とは言えませんけどね。)
調理員も「普段よりラク、だって食材切って鍋に入れるだけだもん」なんて言っていました。
そしてご利用者様は「鍋か~、うれしいね~、あったまるね~」と喜ばれるわけです。
特に単身独居(独り暮らし)のご利用者様は「みんなで鍋を食べるなんて、何年ぶりかしら」と喜ばれていました。
また、鍋系料理は毎日味を変えたり、締めの食材を変えるだけでも、ご利用者様にとっては新鮮なようでした。
1週間のご利用回数が多くて頭のしっかりしているご利用者様にとっても、鍋系料理は連続しても好評でした。
(多いご利用といっても週6日連続で利用する方はいらっしゃらなかったですけどね。)
認知症のご利用者様が何度でも笑う
昼食で鍋系料理を楽しんだ後、通常のレクリェーションの時間に職員がいつものレクリェーションとは違った雰囲気の出し物をして、ご利用者様に楽しんでいただきました。
認知症のご利用者様は、毎回、同じ事をしても同じタイミングで新鮮に笑ってくださってました。
良い意味で、例えば前の日に職員がどんな出し物をしたかなど忘れていらっしゃるので、認知症のご利用者様にとっては毎回同じ事でも新鮮だったのでしょうね。
終わった後の職員のお疲れ様会が盛り上がる
さてさて、1週間通しの「忘年会週間」も無事(?)に終わり、最終日の夜は行事・企画担当者で「お疲れ様会」として飲みにいきました。これがまた盛り上がるわけです。
企画に割いた時間と労力が大きかった分、終わった後の達成感は深いものがあり、ご利用者様の笑う様子を見て、介護士として働く自分も良い意味で笑える(外のお店なので、ご利用者様の個人情報は保護しながらの会話です)という、介護士として純粋に「楽しい企画になって良かった」と企画仲間で盛り上がり、企画仲間の絆も深くなり、企画立案から終わるまでの一連の仕事を共有することで介護士チームのチームワークもより良くなったと感じました。
まとめ
いかがでしたか?
12月の介護施設の楽しい企画・行事の例として「何度も盛り上がる忘年会」を、実体験としてご紹介しました。
ご紹介した内容が、現任の介護士の方の行事企画立案のヒントになれば幸いですし、介護の仕事に興味・関心を持っている方が「介護って楽しい!」と思っていただく材料の1つになれば幸いです。
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