就職先としての介護施設
通所介護に転職する際に気を付けたいポイント
- 2016.09.30 @ 新着
- 就職先としての介護施設
通所介護と聞くと、一見介護の仕事の中でも楽そうに感じ、転職を希望する人も少なくありません。しかし、実際通所介護は施設介護以上に大変なことも多く、仕事もたくさんあります。
通所介護に転職する際に気を付けたいポイントについて、ご紹介いたします。
通所介護の始まりは、送迎から
通所介護と言うと、利用者がデイサービスに来てから、介護が始まると考えている方も少なくありません。しかし、利用者は一人でデイサービスに来られるわけではなく、誰かが迎えに行かなければならないのです。また、その迎えに行く人は、通所介護の職員となります。
デイバスの運転手は、専属で雇用している施設もありますが、基本的には通所介護の職員が運転します。また、デイバスは人数が乗れる大きい車であり、その車を運転できる技術も必要となります。
そのため、ペーパードライバーや、大きい車の運転はできないという場合は、通所介護で働くことが難しいこともあります。
通所介護のメインはコミュニケーション
通所介護では、施設に到着してからバイタルサインの確認、入浴、食事、リハビリなどを提供します。その中で、一人一人の利用者とのコミュニケーションを行い、利用者の変化に気付いていくことが重要となります。
ただ単にコミュニケーションをとるのではなく、今高齢者にとって置かれている状況や不安要素などを聞き出す力も必要となります。通所介護職員は、コミュニケーション技術を習得し、高齢者にとって安心した場の提供ができることが重要となります。
レクレーションで、在宅生活の維持・継続
通所介護に来る利用者は、在宅で何らかの介護を受けながら生活をしている人が多く、要介護1~3程度の方が多いのが現状です。その中で、レクレーションを通して高齢者のリハビリを行い、在宅生活を維持・継続できるよう支援していかなければなりません。
そのため、通所介護においてレクレーションはなくてはならないものであり、一人一人の利用者に合ったレクレーションを提供することが重要となります。
さらに、利用者本位のレクレーションを提供する為、利用者と話し合い利用者が興味を持ち率先して行えるものを考えていくのも、通所介護職員の仕事の一つとなります。
まとめ
施設介護においては、利用者への身体的介護がメインとなることが多いですが、通所介護では、利用者の精神的介護がメインとなります。
また、在宅生活を継続していくためにも、残存機能の維持・増進を図り、利用者と介護職員がともに協力し生活を送っていくことが重要となります。
さらに、通所介護職員は利用者が家を出るところから、家に入るところまでが介護であるため、運転技術なども含めた送迎技術も重要なこととなります。
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