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介護士のお仕事

特養にはどんな人が働いているのか、仕事内容についても紹介

どんな職場にもいろんな人がいますが、特養にも雇用形態や役職、学歴や経歴などの違ういろんな人々が働いています。
特に介護職は、学歴や資格を必要としない職業であるため、就職口としての門は非常に広く、様々なタイプの人が集まりやすい職業でもあります。
しかし、極端に言えば「誰でも就ける職業」である介護職ですが、その仕事内容は「誰でもこなせる仕事」とは言えません。

特養に就職することは難しいことではありませんが、その仕事内容は多岐に渡り、様々な役割やとても綺麗とは言えない仕事もあります。
ここでは特別養護老人ホームで働く職員がどういうことをしているのか、それをできるのはどんな人なのかを具体的に紹介していきます。

 

学歴として一番多いのは高卒

今日の日本では中卒の方は多くはなく、大半が高校を卒業していますので、中卒の職員は少ないです。
大卒では給与などの面から介護職を選択される方は少なく、これらの理由から高卒の職員が大半を占めています。

中には大卒で特養に就職する方もいますが、大卒の方は二極化する傾向があります。
悪く言えば「低学歴」と共に仕事をするので、自分の立場などを勘違いしてしまい上手くいかない人と、勤勉で立場や需要を理解し、出世していく人です。
大卒の方が必ずこうなる、というわけではありませんが傾向としてはどちらかに傾くことがあります。

出世していける人はどんな人か

転職

特養で働くといえば介護職員を思い浮かべることが多いかと思いますが、当然特養にも管理職はいますし、ケアマネや相談員などの重要なポジションもあります。
将来的にこの重要なポジションに就くことができるのは、一般常識が分かり、勉強することができる人です。

介護職員として資格は必要ありませんが、役職や役割によっては資格が必要です。これは施設などによらず、法によって定められています。
この資格を取得するための勉強と、変化に対応するために日々学習できる人で、なおかつ一般常識が分かる人、すなわち「普通のことを普通にできる人」が求められ、「普通の人」がこれらの仕事を請け負っています。

専門学校卒の職員は大切にされる

専門学校から新卒で採用された職員は、施設側も「モデルケース」にしたいので非常に大切にされます。
転職の多い介護業界では、採用から1つの会社で経験を積み、少しずつキャリアアップして定年を迎えるといった他業種では普通の前例を作り上げることが難しく、モデルになるような人材も稀です。

専門学校からの新卒採用者を表立って優遇はしないものの、密かに見守られ、チャンスがあれば経験を積ませて少しずつ役職を上げていこうと考えられています。

しかし、期待されている分、新卒である以前に真面目で勤勉でなければ、雇用側をガッカリさせるだけです。

汚い仕事をする覚悟があるか

特養は介護施設なので、排泄のお世話や時には嘔吐物の処理もしなければなりません。
赤ん坊のオムツ交換や幼児のトイレの付き添いとは違い、激しい臭いや体力を消耗するものもあり、当然量も大人サイズです。
認知症の方であれば、これらを自分で触ってしまう方や、時には職員になすりつけてしまう場合もあります。

これらを異常な事態とせず、衛生的に適切であり、なおかつ人道的にも適切である対応ができる人でないと特養で働くことは難しいです。
衛生的に適切な処理は経験や知識で補うことができますし、特養で働く職員は全員これができる人です。
ただし、人道的に適切である対応ができる人は残念ながら全員ではありません。
介護に憧れて特養への就職をした職員は、先輩のこういった対応を見てガッカリされます。

看護師、相談員などは何をしているのか

直接介護をおこなう介護職員とは別に、介護のサポートをする役割として看護師相談員などがいます。
看護師はほとんど介護士と一緒に直接利用者と関わっていますが、看護師は主に体調管理や傷などの処置、薬の管理などをしています。

相談員は利用者との関わりも大切ではありますが、書類の整備や会議などが多く、兼業でない限りは介護現場で働くことはほとんどありません。

まとめ

特養では多くの人々が様々な役割を果たし、協力して働いています。
上の項目には挙げませんでしたが、性別では圧倒的に女性が多く、年齢では40代~50代の職員が多く働いています。
介護現場の職員としては高卒の中途採用者が多く、他業種からの転職や経験を積むための転職をしてきた方がほとんどですが、介護という仕事をどう捉えているかは人それぞれで、大きな志を持っている人、生活のために渋々業務をこなす人など様々です。

「仕事」とは生きるためのものですが、介護という仕事内容の性質上、他業種に比べてそのモチベーションの違いは個人によって大きく違います。
相手が人であり、人の生活の一部にお邪魔する仕事だという事を理解して働ける人は非常に少ないです。

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