就職先としての介護施設

特養に転職する際に気を付けたいポイント

介護の現場は様々ですが、特養に転職を希望する人も少なくありません。
特養では、現在看取り介護を実施している施設も多く、高齢者にとって最期の住処となっています。

特養に転職するに当たり、気を付けておきたいポイントを3つご紹介いたします。

特養は、24時間介護を実施しているため、交代勤務があります。
また、夜勤だけではなく、早番や遅番などの変則勤務もあります。そのため、体力が必要となることを忘れてはなりません。

子育て中の方や、加齢に伴い夜勤が難しいと考えている場合には、特養に正職員で入社する際には、交代勤務があるという事を理解して転職活動をすることが重要となります。

特養では、24時間介護が必要であり、介護士は24時間常駐しています。
しかし、看護師は日中のみの勤務であり、交代で電話当番制となっている施設が多いです。
そのため、夜間に緊急的な医療が必要なときなどは、看護師に連絡をすることが重要となります。

しかし、看護師に連絡をする前に、介護士として現状を判断し看護師を呼ぶ必要があるのか、また今できることは何かという事を判断できる力が必要となります。そのため、医療の知識を持ち利用者に何かあった際には、看護師が来るまでの間ケアをすることが重要となります。

介護保険法改正に伴い、介護士も医療行為の一部が実施可能となりましたが、特養においては特に医療補助行為が多いです。特養は、看護師が少ないにもかかわらず、最期の住処となっていることや、看取り介護を実施しているため、医療を必要とする高齢者が増えています。

そのため、介護士が医療行為補助を行わなければならなく、介護士が十分な知識と技術を持っていることが重要となります。特に、夜間帯など看護師が不在の時間などには、介護士が率先して医療行為を行わなければならないため、医療的な知識だけではなく技術も習得することが重要となります。

特養に転職する際に、介護士としてのスキルのみではなく、医療行為補助を行うことができることが重要となります。さらに、今現在医療行為補助を行うことができないとしても、特養で働くからにはそのスキルを習得し、即戦力となることが重要となります。

また、特養で働くことにより、介護士としてのキャリアアップする可能性もあるため、特養に転職することを躊躇するのではなく、特養で働くことによって自身のスキルアップを目指していくことも重要なこととなります。