就職先としての介護施設
サービス付き高齢者住宅に転職する際に気を付けたいポイント
- 2017.07.18 @ 新着
- 就職先としての介護施設
サービス付き高齢者住宅と言うと、介護がほとんど必要なく、ほぼ自立した高齢者が入居していることが多いです。
そのため、介護者が転職する際には、定時退社および介護も必要ではないと思う人が多いです。しかし、元々の入居基準と、現在入居している高齢者の介護状態では大きく違いが出ています。
サービス付き高齢者住宅に転職する際に気を付けたいポイントについて、ご紹介いたします。
要介護度が高くなっている
高齢化が進み、さらに高齢者が在宅で生活することを進められている今日において、サービス付き高齢者住宅に入居する高齢者の介護度が高くなってきています。
そのため、元々は自立した高齢者が主でしたが、現在は介護が必要な高齢者が増えています。
また、介護が必要な高齢者が増えていることにより、サービス付き高齢者住宅で働く介護者の負担も増えているのが現状です。
24時間常駐が必要
サービス付き高齢者住宅は、24時間介護士が常駐していることが必要であり、勤務体系として夜勤があります。
以前までは、仮眠をとることができ、見守り程度で大丈夫でした。
しかし、現在は夜間帯に介護を必要とする高齢者が増え、夜勤で介護士が行わなければならないことが増えています。
その一方で、夜勤の介護士が一人のところが多く、手が回らないのが現状です。さらに、認知症の悪化に伴う徘徊や、オムツ交換、ナースコール等の対応もあり、楽だとおもい入職した介護者が離職していくことも少なくありません。
医療が必要な人も出てくる
介護士が医療の一部を行うことができるようになり、さらに在宅で高齢者を支えていくことにより、サービス付き高齢者住宅でも医療を必要とする高齢者が増えてきます。
例えば、胃ろうを必要とする高齢者や、吸痰を必要とする高齢者など、日中だけではなく夜勤帯でも医療が必要となることがあります。
そのため、介護者の負担は増え、少ないスタッフで賄っていかなければなりません。さらに、介護度が重度になっても、他の施設に入所待ちの状態でサービス付き高齢者住宅に住んでいることもあり、介護者の負担はますます増えていく可能性があります。
まとめ
サービス付き高齢者住宅は、従来とは違い、介護が軽度で自立している高齢者が多いわけではありません。
そのため、介護者の負担は増え、介護を必要な高齢者が増えています。また、重度介護が必要となった高齢者は、行き場をなくし、サービス付き高齢者住宅に住み続けなければならない状況もあります。
そのため、サービス高齢者住宅に転職する際には、24時間介護が必要な高齢者がいることを理解し、転職することをお勧めします。
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