就職先としての介護施設
老健に転職する際に気を付けたいポイント
- 2017.07.09 @ 新着
- 就職先としての介護施設
老健に転職する際に気を付けたいポイント
老健とは、急性期医療を終えたが、在宅に病院からまっすぐ帰ることが難しく、リハビリを必要とする高齢者が入所する場所となります。そのため、老健では医療的な処置やリハビリがメインとなり、在宅復帰を目指し介護を行っていくことになります。
老健に転職する際に気を付けておきたいポイントについて、ご紹介いたします。
看護師等の他職種との連携
老健の利用者は、急性期病棟から退院したばかりの方が多く、そのためいつ病気が再燃するかわからないことが多いです。
そのため、利用者の今の病状などについて、医療従事者である看護師から情報を得ることが重要となります。
また、在宅復帰を目指しリハビリを実施しているため、リハビリの専門家である理学療法士や作業療法士とともに、リハビリ以外の時間にもできるリハビリなどにつて、検討していくこととなります。
そのため、入所職員のみではなく、様々な職種の方と連携を図り、高齢者を介護していくことが重要となります。
医療的な処置を理解する
老健において介護を行う際、まず医療的な処置を行ってから、介護を介入していくことが多いです。
そのため、高齢者を取り巻く疾患について理解し、病状に合わせた介護を臨機応変に行っていかなければなりません。
そのため、いつも同じ介護を実施するのではなく、その都度状況に合わせて介護を行っていくことが重要となります。
また、そのためには医療的な視点で高齢者を観る力が必要となり、病気や病状、急変時の対応等についても、十分に理解することが重要となります。
最終目標は在宅復帰
老健に入所している高齢者の多くは、在宅復帰を目指しており、現状がどのようになれば在宅に戻ることができるのかという事を、検討していくことが重要となります。
また、ご家族やご本人の意向に沿いながら、日常生活においてできるリハビリも同時に実践し、早期に在宅に戻れるよう支援していくことが重要となります。
そのため、介護者および高齢者にとっての目標を、介護士は一緒に考えケアを遂行していくことが重要です。
老健で働く介護士は、日々同じケアを遂行するのではなく、状況・状態や今後の目標に沿って、アセスメントを繰り返し、在宅復帰を目指していくことが重要です。
まとめ
老健に入所している高齢者は、医療から在宅への通過地点として入所していることが多く、急性的な処置をしなくてはならないこともあります。
そのため、医療処置を行いながらリハビリを実施していかなければならなく、介護士は医療関係者等の専門的知識のある他職種との連携が必要不可欠となります。
また、最終目標である在宅復帰に向け、日々の生活の中で行えるリハビリを実施していくことが重要なこととなります。
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