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介護士のお仕事

初任者研修よりも実務者研修がお得な理由

以前はホームヘルパー2級が一番よく知られている介護の資格でしたが、現在はホームヘルパー2級の資格を新に取ることはできず、現在はホームヘルパー2級と同等の資格として介護福祉士初任者研修、ヘルパー1級と同等の資格として介護福祉士実務者研修があります。

昔はヘルパー1級を取ることは少なく、ヘルパー2級が主流でしたが、今から取る場合は実務者研修の方がオススメです。

初めて介護の仕事をしようと考える場合、初任者研修から始めようかな?と考える人も多いですが、実は実務者研修を取っておいた方が利点が多くあります。
ここでは、初任者研修と実務者研修を比べながら実務者研修の利点について書かせていただきます。

初任者研修と実務者研修の費用の差は?

初任者研修を無資格から取る場合、どの学校を選ぶかにもよりますが、費用は60,000円ほど必要で、それに比べ実務者研修では120,000円と倍ほどの費用が必要になります。

ですが、初任者研修をとった後で改めて実務者研修を受けた場合、90,000円ほど必要になるため、合計で150,000円ほどで30,000円多くかかってしまいます。

通う日数も別々に取るよりも少なくて済む

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初任者研修を取ったあとで改めて実務者研修に通うと、初任者研修で習ったところは免除になるものの、日程としては多くなってしまいます。

日にちも、実務者研修すべての項目で日程が組まれていて、初任者研修を持っている人が免許される項目については出席がいらないところもあり、資格がもらえるまでは時間がかかることも多いです。

また、学校がある日に合わせて習いに行かないといけないため、仕事をスタートさせてから取りに行こうと思うと、仕事のスケジュールと被ると他の月にその項目を受講するなどもっと時間がかかることもあります。

介護に必要な知識を多く身につけることができる

介護の仕事を始めるときに、ちゃんとケアできるのだろうか?と不安に思うことがあります。
実務者研修は初任者研修より習う項目も多く、多くの知識を身に着けてから介護の仕事を始められると言う利点があります。
最初に習う時間が長い分、実際の仕事では不安や困ることが少なくて済みます。

実務者研修を取るには、初任者研修を持っていても通学も必要ですし、通学日数も多く必要です。
仕事をしながら学校へ通うことは時間のやりくりが大変で、つい後回しになってしまうこともあります。

サービス提供責任者になるためには実務者研修が必要

サービス提供責任者とは訪問介護でヘルパーたちをまとめる中間管理職です。
初任者研修でもサービス提供責任者になることはできますが、初任者研修のサービス提供責任者を置くことで事業所に入ってくるお金が減るため、普通は実務者研修以上のサービス提供責任者を置きます。(介護職員基礎研修でも可)

そのため、スキルアップのためにも実務者研修を持っていることは有利に働きます。

職場にもよりますが、実務者研修を持っていることで資格手当としてお給料に上乗せしてもらえることがあります。
パートで働く場合でも資格手当を付けてもらえることがあるので、同じ働く場合でも収入が上がる可能性があります。

私の働いている職場ではパートでも、月800円上乗せしてお給料をもらえるので年間9,600円の収入増につながります。

介護の現場では介護技術がとても大切になります。
初任者研修より実務者研修の方が多く習う時間があるため、実際に仕事をしたときにとても役立ちます。
何も知らないまま介護をすることは不安ですが、しっかり習ってからだと気持ちに余裕もでき、落ち着いて介護に取り組めます。

国家資格、介護福祉士を受験するためには実務者研修が必要

介護福祉士を受験するための条件に、実務者研修と3年以上の実務経験が必要になりました。
そのため、介護福祉士を取ることは将来のスキルアップにつながります。
実務者研修を取得するためには初任者研修を持っていても最低1ヶ月の期間が必要になります。

これまで介護福祉士の受験には実技の試験もありましたが、実務者研修を取るときに実技の項目があるため、介護福祉士の試験の時の実技試験は無くなりました。

介護福祉士を取るときに、介護福祉士の勉強もしながら、実務者研修に通い、仕事もするとなると一段とハードになります。

実務者研修を取ることは、将来のスキルアップにもつながり、介護をする上でも知識をたくさん得れると言うことは仕事をする上でも大変役立ちます。
介護福祉士を受験するためにも必要な資格になりましたので、持っていて必ず役に立つ資格ですので時間に余裕があるうちに取ることをオススメします。

介護福祉士を受講するための条件は、年々厳しくなっているため早目に受験できるよう準備をすることをオススメします。

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