介護士のお仕事
最初の就職は在宅か施設かどちらがお勧め?
- 2017.11.18 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護の仕事を始めようと思った時に、在宅にするか施設での勤務にするか、みなさん迷われると思います。
それぞれ人によって向き不向きがありますが、初心者の場合はどちらの方が働きやすいのでしょうか?
施設勤務の方が、先輩からの指導を受けれる機会が多い
在宅で、ホームヘルパーとして働く場合は、ホームヘルパー2級か、介護初任者研修の資格を持っていなければいけません。資格を取得する際に、講習や実技試験などで、ある程度の介護に対する知識は勉強していると思いますが、実際、現場で仕事を始めてみるとわからない事がたくさんでてきます。
ヘルパーも最初の数回は、先輩に同行して、仕事でわからない事があった場合はアドバイスをもらう事ができますが、独り立ちしてからは、自分一人で、利用者のお宅に行って、決められた時間内に、決められた事を、すべて自分一人でやらなければいけません。
仕事内容は慣れていけばスムーズにこなせるようになりますが、緊急時の際は、対応の仕方わからず困る事があるかもしれません。
初心者の時は、何かアクシデントが起こった時、正しい対処の仕方がわからずにとまどってしまう場合が多いのです。
例えば、利用者の方が、食べ物を喉に詰まらせたとか、急に体調が悪くなった時など、経験がないと冷静な判断と行動はなかなかできないものです。
特に喉詰めは、高齢者の場合はよくあるアクシデントなので、ヘルパーの講習でも対処の仕方を習ったと思いますが、実際に目の前で起こってしまうと、慌ててどうしたらいいのかわからなくなる事もあると思います。
施設の場合は、自分以外にも職員がいるので、わからない事や、アクシデントが起こった時にはすぐに助けてもらったり、相談する事ができるので、初心者にとっては安心して働ける環境なのです。
施設ではいろんな知識や技術を学べる
施設にも特養や老健、グループホーム、デイサービスなど様々ありますが、特に、特養や老健などは、さまざまな職種の職員が働いています。看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などです。わからない事を教えてもらったり、専門的なアドバイスをもらう事もできます。
また、利用者の方も、様々な介護度や、病気や障害を持った方も入所しているので、仕事をしていく上で、いろんな介護技術や、知識を身につける事ができます。緊急時の対処方は、本や講習で勉強するよりも、実際に現場で自分が経験した方が身につきやすいものです。
もし、在宅か、施設のどちらかで迷っているなら、初心者の場合は、最初に働く場所は施設の方をおすすめします。
施設から在宅に転職する際の気をつける事
施設である程度経験を積んでから、在宅で働いてみたいと思ったら転職するのも良いと思います。
しかし、その際に気をつけなければいけない事もいくつかあります。
特養や老健などの大きな施設では、食事、入浴、オムツ交換など、ある程度決めれた時間内にやらなければいけません。そのため、職員主体で、仕事を進めていく場合が多く、「利用者の方が、施設のやり方(職員)に合わせる」といった感じになっています。
しかし、在宅の場合は逆の事が言えます。
時間内にやる事は決めれてはいますが、食事の作り方や、掃除の仕方などは利用者の方に合わせて進めていくようになるので、施設のように職員主体のようなやり方では上手くいきません。
長く特養などで働いていた職員は、職員主体の仕事の進め方が当たり前になってしまい、一対一の在宅での仕事を始めた時に、利用者の方からクレームがくる事が多かったという話をきいた事があります。
逆に在宅での仕事が長い方が、施設で働きだした時は、マイペース過ぎて、他の職員との仕事の進み具合が違う、という事もありました。
もちろん、すべての人がそうだとは限りませんが、働く職場の形態によって、仕事の進め方も考えながらやらなければいけません。
向いている、向いていない、は働いてからわかる
自分が在宅か、施設勤務のどちらに向いているのかは、実際働いてみないとわからない場合があります。
在宅は自分に向いていないかも・・と思っても、実際にやってみると、天職だったという事もあります。
介護の求人は在宅も施設もたくさんあるので、自分に合った働き方を自由に選ぶ事ができます。
まとめ
初めて介護の仕事に就く場合は、ちゃんとやっていけるのか不安が大きく、どういった形態の職場が一番働きやすいのか、みなさん気になると思います。
在宅でも、施設でも、やる気さえあれば、続けていく事は可能です。
いろんな経験が積めるという点では、施設勤務がおすすめですが、最初から在宅でも、臨機応変に対応する事が得意という人であれば、介護の経験がなくても、仕事をこなしていける事ができますし、苦手な場合でも、努力すれば少しづつ解決していく事ができます。
大事なのは「お年寄りが好き」「人の役ぬ立つ仕事がしたい」という気持ちだと思います。
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