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介護士のお仕事

介護はお金以上に得をする!家族や自分の将来に必ず役に立つ!

介護業界は慢性的な人材不足と言われ続けています。
その要因の1つは「介護士の仕事内容は、イメージがよくない(クサイ、キタナイ、キツイなど)」ことではないでしょうか?

しかし、人間誰もが歳をとっていく中で、介護する側の立場になり、介護される側の立場になる可能性があることを忘れてはいけないのではないでしょうか?
今回の記事では、人間が歳をとっていく中で、介護の仕事の仕事は「将来必ず役に立つ」という視点で、介護の仕事を見つめていきたいと思います。

家族が突然要介護状態になった

私の知人で、こんな方がいます。

同居していた実父様が脳梗塞になり入院となりました。(知人は実父様の長男様になります、以下、長男様と表記していきます。)
入院中に要介護認定申請を行い、要介護4の認定がつきました。

不幸中の幸いとでも言えるのでしょうか、治療、リハビリは順調に進んでいったようです。
退院のメドがつく頃には、在宅(居宅)に帰ってから担当してもらえるケアマネ―ジャーも決まったようです。
病院で長男様含めて関係者で会議をして、在宅(居宅)サービスを適度に利用しながら在宅(居宅)で「長男様が主介護者として介護をする」という方針となったようです。

そして退院となり、実父様は在宅(居宅)に戻ってきたとのことです。

「介護の資格を取っておけばよかった」

ここまでは、在宅(居宅)介護に対する準備が万全かのようなストーリーではありました。

しかし、いざ脳梗塞後遺症による半身マヒの実父様を、在宅(居宅)サービスを利用しながらであっても介護するということは、長男様「困ったし、タイヘンだよ」と言ってました。

長男様「訪問ヘルパーさんに、その場では介護のやり方を教えてもらうんだけど、自分1人でやろうと思うとわからなくなっちゃうんだよね」
「男(実父様のこと)だから、身体がそれなりに大きいから、自分1人で動かそう(移乗介助等)と思っても、ヘルパーさんみたいに上手くできないんだよね」
「せめてヘルパー2級か初任者研修でも受けておけばよかったかなーと思ったねー」
「でも、まさか父が脳梗塞になるとも思っていなかったし、要介護状態で自宅で生活することも想像してなかったからねー」
「こういうのは本当に突然やってくるってのを実感したよ」と言ってました。

資格・経験あれば憂い無し?

現役の介護士の多くは、何らかの介護系資格を取得している方が多いと思います。
国家資格である介護福祉士を取得している方も年々増えてきていると思いますが、介護福祉士取得が未だの介護士は「まずは介護福祉士を取得する」「そのための条件の1つである3年間は介護士として実務経験を積む」ということを目標にしている方が多いと思います。

介護士として資格を取るというのはあたり前かもしれません。

しかし、前述のように、突然家族が要介護状態になったとき、介護士をしていれば全くの素人ではないと言えます。

突然の家族の要介護状態発生にも、素人ではなく経験者として対応することができるのです。
介護士の仕事は自分のしてきた仕事が、自分の家族の不測の事態にも役に立つと言える仕事なのです。

ちなみに前述で紹介してきた長男様が65歳、実父様88歳のときの出来事だったようです。
介護士の仕事をしていたら、ちょうど定年という頃合いでしょうか・・・

自分自身も要介護状態になる前に

介護士の仕事は、さらには自分自身が要介護状態になる前や、要介護状態になった後にも経験値を活かせる仕事と言えます。

例えば、介護士をしていた自分自身が70歳~75歳くらいになったと想像してみてください。
過去、介護士をしていたら、その時のご利用者様と取り組んだ活動などを活かして、
自分自身が要介護状態にならないための工夫(例えば、生活の中で認知症にならないための脳トレ、下肢筋力低下防止のためのリハビリ体操など)をすることができると思いませんか?

介護や福祉の仕事をしていない方は、普通に生活をしていたらこのような発想(介護予防的な取り組み等)はでてこないのではないでしょうか?

自分自身が要介護状態になったとしても

人生というものは本当に何が起こるかわかりません。
健康に気をつけて生活してきた人でも、思いがけない病気を発症し、要介護状態になる方も現実にいらっしゃいます。
しかし介護士の経験がある方は「介護される側の気持ちが理解できる」かと思います。
頭がクリアーな要介護状態であれば、介護サービスを利用する側、介護施設に入所する側(いわゆるご利用者様)になったとしても、そのとき働く介護士の気持ちが理解できる利用者になれるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?
介護士の仕事は、その経験が自分の家族や自分自身が要介護状態になる前、なった後にも活かせる経験になると思います。
目先の給料以上の価値がある仕事だと思います。
今回の記事を読まれた方で、1人でも多くの方が私たち介護業界の仲間入りをしてくだされば、業界としても大歓迎、とても幸いに思います。

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