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介護士のお仕事

立ち食事介助禁止!ご利用者様の尊厳以外にも危険なメカニズム!

介護士の仕事の1つに、食事介助があります。
ご利用者様に短時間で召し上がっていただこうと、立ちながら食事介助をしている介護士を見かけることがあります。
介護士が立ちながらの食事介助は、ご利用者様の尊厳に反することはもちろんですが、最近では人間の身体のメカニズムの点からも、食事の立ち介助の危険性が指摘されるようになりました。

尊厳だけの問題ではないと認識すること

これからご紹介する内容が理解できない介護士は、ある意味プロとして失格かも(?)というような、でも人間の身体の仕組みとしては理解しないといけない内容になります。

介護士が食事介助を座って行った方が良い理由として、多くの方は「ご利用者様の尊厳を守る事に反するから」という理由を思いつくのではないでしょうか?

確かに正しいです。これはこれで合っています。
介護系の資格取得の勉強でも、このような内容で学ぶ方は多いと思います。

しかし、今回この記事を読んでくださっている方に認識してほしいのは、「ご利用者様の尊厳」という精神論だけではなく、人間の身体のメカニズムの点からも立って食事介助をすることは危険ということなのです。

立ち介助=ご利用者様のあごが上向きになる姿勢の危険

食事介助
皆さんは、上を向きながら水を飲んだり食べ物を食べたりしたことがありますか?
ない方は、実際に上を向いて水を飲んだりしてみてください。上を向いて食べ物を食べてみてください。
ほとんどの方が、まともに喉を通っていかない状態になるでしょう。

つまり、人間の食べ物を口に運ぶ→喉に送る→飲みこむ(咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ))過程において人間の身体は上を向いて飲みこむ構造にはなっていないということになります。

一般成人でも上向きではうまく飲みこめないのに、高齢者(ご利用者様)になったら、ますます飲みこめないことが予想できるのではないでしょうか?

立って食事介助をする→ご利用者様のあごは上向き傾向にある→うまく飲みこめない→窒息の危険!
このような身体のメカニズムの点からも、立ちながらの食事介助は危険をともなうのです。

まとめ

いかがでしたか?立ちながらの食事介助は、ただ単にご利用者様の尊厳を守るだけの精神論ではありません。

人間の身体のメカニズムからも、上向きで飲んだり食べたりすることに無理がある、危険をともなっているということが、この記事を読んでいただいた皆さんにご理解いただければ幸いです。

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