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介護士のお仕事

口は災いのモト!?守秘義務を徹底することも介護士の大切な仕事

世間一般的に個人情報の保護が求められています。介護業界も同様です。
介護士どうし何気に話していることが、例えば面会などに来られた他のご家族様の耳に入ってしまうということも考えられます。

今回は日本介護福祉士会倫理綱領の3を引用し、介護士が守秘義務を徹底することの大切さに触れてみたいと思います。

職務上知り得た個人の情報を守る

日本介護福祉士会倫理綱領の3を引用すると、このように記載されています。
「介護福祉士は、プライバシーを保護するため、職務上知り得た個人の情報を守ります。」

介護福祉士という国家資格を持っていなくても、介護の仕事に従事する者には必ず求められることです。

病気、家族事情、財産・・・職業上耳にしてしまう

介護士の仕事において、どのような介護施設、事業所で働くうえでも、初めて関わるご利用者様の情報を書類や口頭の申し送り等で聞いてから、仕事をする介護士がほとんどだと思います。

ご利用者様の特性を知らずに、ご利用者様と関わることはとても怖い事だからです。

しかし反対に、介護士でなければ知らなくてよいご利用者様の個人情報をたくさん知ることにもなります。
例えば、ご利用者様のご病気、家族事情(ほとんどの介護施設、事業所は緊急連絡先としてのご家族様の情報を控えています)、財産、ご利用者様の生活歴などなど・・・

普通の他人なら知らなくてよいことを知ることは、介護士としては仕事のうえでは当然でもありしかたがないことでもあると言えます。

知りえた情報は、介護士自身の家族などにも言ってはいけない

介護士も人間であり、普通の社会人です。
仕事上、時に疲れグチをこぼしたくなるときもあります。

疲れて自宅に帰り、同居家族がいる介護士は例えば自分の家族に「今日、ご利用者様の○○さんにこんなことがあってさー・・・」と話してしまうことも実情あると思います。

しかし、これも基本はいけないことだと認識することが大切です。
自分の家族が、例えば次の日「うちの家族で介護の仕事をしている○○(介護士であるあなた)が、○○さんっていう人のことを・・・」なんて他人に話し、そこから話が伝言のように拡散していくことだってあるのです。

いかなる事情があっても、ご利用者様に関して知りえた情報は口外しない事が基本であることを認識しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
日本介護福祉士会倫理綱領の3を引用して、個人の情報を守ることの大切さに触れてみました。
介護の仕事に携わる方は、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

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