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介護士のお仕事

サービス提供責任者ってどんな仕事?

訪問介護事業所は、最低一人はサービス提供責任者を配置しないといけません。サービス提供責任者とはどのような事をおこなうのか、又持っていなければいけない資格等を確認していきたいと思います。

サービス提供責任者の仕事内容とは?

サービス提供責任者のやるべき仕事は大きく分けて四つあります。
まず一つ目は「管理業務」です。管理業務といっても、いくつかの項目に分けられます。管理業務の中には、ご利用者宅への訪問サービスのスケジュール管理や、ご利用者の状態の把握等、ご利用者に関わる事の管理があります。

その他に、サービスを提供する訪問介護員の管理があります。ご利用者の状態、訪問介護員の能力や、ご利用者との相性等も考え円滑に、訪問介護が実施されているか日々確認し、適切なスケジュール組みをおこないます。

二つ目は「書類業務」です。サービス提供責任者は、訪問介護の利用にあたり、ご利用者ごとに「訪問介護計画書」を作成しなければなりません。訪問介護計画書のほかに、いくつか作成しないといけない書類もあります。

三つ目は「相談窓口」です。サービス提供責任者は、ケアマネジャーさんや、ご利用者からの相談窓口になります。サービス担当者会議に参加し、ご利用者のニーズや状態の把握、又適切なサービス内容の検討等おこないます。ケアマネジャーや、ご利用者だけでは無く、訪問介護員にとっての相談窓口でなければいけません。

四つ目は「指導」です。訪問介護員に対し、指導をおこなったり、定期的に研修や会議を開催する事も、サービス提供責任者の業務の一つです。

適宜、ご利用者を訪問し把握しましょう

ご利用者宅へ訪問し、生活に不便が無いか、サービスの回数は適切かその他のサービスは必要ないか等検討し、ケアマネジャーさんに報告したり、訪問介護員が適切にサービスをおこなっているかを確認する事もとても大事な業務です。これらは、上記に挙げた管理業務の一つとも言えますが、これらがしっかりと出来るか出来ないかで、その事業所の質は決まるとも言えるでしょう。

資格について

サービス提供責任者になるには、決められた資格がいります。介護福祉士・2013年までに取得したホームヘルパー1級・2013年までに取得した介護職員基礎研修・介護職員初任者研修・ホームヘルパー2級・実務者研修の資格を有していれば、サービス提供責任者に就く事ができます。ですが、介護福祉士以外の資格の方がサービス提供責任者に就く場合はいくらかの減算が課せられます。

まとめ

サービス提供責任者は業務内容も濃く、幅広い事柄を一体的におこなわなければならない為、決して簡単な仕事では無いと言えるでしょう。しかし、やりがいは大きい仕事です。在宅サービスの充実を推進している昨今、今後も需要はある職種かと思われます。

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