介護士のお仕事
強くこすらず泡で洗う!入浴介助でご利用者様の身体を洗うコツ
- 2016.07.14 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護士の仕事の代表的なものに「入浴介助」があります。
しかし自分で風呂に入るときと同じような感覚で身体を洗ったりすると、ご利用者様と関わるうえで思わぬアクシデントに発生することもあります。
今回の記事では、ご利用者様の身体を洗うときに「強くこすらず泡で洗う」というコツをご紹介します。
ご利用者様の皮膚は私達より弱い
介護の勉強をする中で、基本として習うことがいくつかありますが、「高齢者の皮膚は弱く傷つきやすい、剥離(はくり)しやすい」ということも介護士が基本として学ぶことの1つです。
多くの介護士が頭ではわかっているのですが、いざご利用者様と関わるときについつい忘れがちになってしまうことの1つでもあります。
入浴介助において、ご利用者様の身体を洗う(介護業界では、洗身、洗体などと言うことがあります)場面でも、この「高齢者の皮膚は弱く傷つきやすい」ということを忘れがちになってしまいます。ついつい洗身(洗体)用のタオルでゴシゴシこすって、気がついたらご利用者様の皮膚が真っ赤になっていた・・・なんてことにもなりかねません。
私達自身はお風呂に入るとき、身体を洗うとき、爽快感を求めてゴシゴシと強く身体をこすっても問題ないかもしれませんが、ご利用者様は私達より皮膚が弱いということを認識しましょう。
こすりすぎず、泡で表面を優しく洗うイメージで
介護保険サービスを利用するご利用者様の多くは、入浴について、私達のように毎日入れるわけではありません。
通所系サービス、訪問系サービス、入所系サービスなど、どのサービスにおいても毎日入浴できているご利用者様の方が少ないのが現実です。
(ちなみに入所系サービスはたいてい週2日が基本です。)
介護士としては「入浴機会の少ないご利用者様」だからこそ「1回の入浴ごとキレイにして差し上げたい」という気持ちになるのは、ある意味当然と言えます。
でも、ご利用者様の身体を洗う際はゴシゴシこすらないようにしましょう。
できるだけ泡立てて(石けんでもボディソープでもかまわないので)、泡で身体をなでてあげるように皮膚の表面を優しく洗うイメージで洗身(洗体)することがコツです。
泡そのものに洗浄作用があるので、強くこすらなくても汚れは落ちると言われています。
まとめ
いかがでしたか?入浴介助の際、ご利用者様の皮膚は弱く傷つきやすいということを忘れずに、身体は強くこすりすぎないようにすると、ご利用者様にとって優しい入浴介助ができます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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