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区分変更はどんな時にするのか?認定調査を受ける際のポイントも紹介

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介護のサービスを受けるには、まず介護認定を受なければなりません。
介護認定を受ける為には、市役所や地域包括支援センター、居宅介護支援事業所等で申請を行う事が出来ます。

申請後にケアマネジャーが認定調査を行い、さらに審査会が話し合いをして、認定が下りる事になります。
もちろん状態的に非該当となる場合もあります。その場合には自立と判断された為、介護保険のサービスを受ける事が出来ません。(10割負担になってしまいます)

認定が下りた場合は、その介護度によってサービスを利用する為の限度額が決まっているので、その範囲内でサービスを利用する事が出来るのです。

この一連の流れは、主に新規認定を受ける時に行う内容になっていますが、新規認定の他にも「更新認定」や「区分変更申請」といった介護保険の申請方法もあるのです。
今回は、その区分変更申請について色々調べてみました。

新規申請・更新申請・区分変更申請

元気で過ごしていた方が、病気の発症や骨折などが原因で自立した生活を行えなくなった時に、介護サービスを利用しようと申請するのが「新規申請」です。
介護サービスを初めて利用する新規申請とは違い、区分変更申請は、「介護保険サービスを利用している方が認定有効期限を待たずに申請をする」事を言います。

新規申請を行い介護度の認定が下りると、介護保険サービスを利用出来る期間が定められる事になっています。
新規認定の場合には、有効期間が3か月から1年間と市町村によって違いはありますが、必ず期間が定められているのです。その決められた期間内は、介護サービスを利用する事が出来ます。

そして有効期間が近づくと「更新申請書類」が市役所から届き、有効期間が過ぎる前に再度申請を行い、新たな介護度の介護保険証が来ますのでそこで改めてサービスを利用する事が出来るのです。
新規申請から更新申請となり、更新後も有効期間があります。

期間が過ぎる前に再度更新をしていくシステムになっている為、その後は介護サービスを利用している限り更新申請を行ってく事が基本的な流れになります。
では、区分変更申請はどういった時に行うものなのでしょうか?

区分変更の方法について

区分変更申請を行うタイミングになりますが、それは「利用者の状態に変化があったとき」になります。
例えば、Aさんは「介護1」の方だとします。

軽度の認知症がある為、訪問介護を利用して身の回りのお世話や、病院受診の付き添いを行うサービスを利用したり、デイサービスに通って身体機能を維持する為に運動などを行っていました。
しかし自宅で転倒してしまったAさんは足を骨折し、車いすの生活になってしまいました。

このようなケースがあるとします。

こうなった場合には、今まで出来ていた事が出来なくなってしまったので、訪問介護やデイサービスの利用回数を増やし、福祉用具の利用や夜間の定期巡回等のサービスを追加して対応しようと考えました。
しかし要介護1では、月に利用出来る介護保険料を超えてしまう為、利用回数を増やす事が出来ないケースもあるのです。

月に利用出来る介護保険料は、介護度が高い程、利用できる金額は多くなります。
もちろん使う介護サービスが増えれば自己負担も多少増えてしまいますが、10割の自費利用より安くサービスを利用する事が出来るのです。

「でも介護の認定期間がまだ1年もあるから、あと1年は介護1の介護保険料分しか利用できないの?」

そう、ここで「区分変更申請」を行うわけです。この申請も担当のケアマネジャーに相談すれば、しっかりと対応してくれますので問題ありません。
こうして区分変更を行い、早めに介護度の変更が認められれば、サービスの回数を増やしたり、他のサービスを利用できるようになるのです。

また、介護度の変更が認められるのは、新しい介護保険証が自宅に届いてからではありません。
区分変更の申請を行った日に遡って利用する事が出来ますので、状況次第では介護保険証が届く前から新しい介護度になるとみなして利用する事が出来る場合もあるようです。

その辺もしっかりケアマネジャーに相談し、早めの対応をしてもらえるようお願いしてみましょう。

認定調査でのポイント

介護度を決める第一段階として、最初はケアマネジャーが認定調査を行います。

その時に、しっかりと自分の状態に合った認定が下りるようにする為には、「格好つけずに出来ない事は出来ないと伝える事」になります。
どうしても自分をしっかり見せたくなってしまうと思いますが、そこはしっかりと伝えないと、区分変更の申請をした意味がなくなってしまいます。

介護度を決める基準とするのが、「介護に必要となる時間」になっています。
介護の時間を多く必要とする人は、どうしても自分で出来る事が少ない為、介護度を上げて保険内でしっかりサービスを利用出来るようにします。

「できます」「わかります」「必要ありません」と、あまりよく見せようとしすぎると、現在の介護度より軽い設定にされてしまい、もっと介護サービスを受ける回数が減少してしまうかもしれません。
自分の状態を隠すことなく、恥ずかしがる事なく、ありのまま伝える事が大切です。

まとめ

今回は、区分変更のタイミングや認定調査でのポイントなどを紹介しました。
利用者の状態に合ったサービスを早期に提供できるよう、区分変更申請がある事がわかりました。

また、介護で必要となる時間が介護度を決めていくのに重要なポイントになりますので、しっかりとケアマネジャーに自分の現状を伝える事を心がけましょう。

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