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サービス付き高齢者住宅を選ぶ際の注意点について

近年では介護認定を持っていない自立の方でも入居できる、サービス付き高齢者住宅が増えてきました。
特別養護老人ホームは、通常は要介護3以上の方が入居対象であったり、申し込みをしても何年も空きが出ず入居が出来ない状態の所が多いですが、サービス付き高齢者住宅は、それらに比べると比較的入居はし易いでしょう。

数多くあるサービス付き高齢者住宅ですが、選ぶ際の注意点について考えていきたいと思います。

立地条件が自立した生活には必要

サービス付き高齢者住宅とひとことで言っても、様々な種類があります。
比較的身体的に自立しておられる方が対象である所や、重度の方を対象である所など、事業所によって違います。

どちらの場合にしても、建物の立地条件は重要かと思われます。
ご自身で外出出来る方であれば、徒歩圏内に買い物の出来る場所や、散歩ができるような道がある方が、生活の幅が広がるでしょう。

車椅子の方も、家族や介助者が気軽に外出できる環境の方が気晴らしにもなるでしょう。
又駅も近い方が、公共交通機関の利用の出来る方は遠方への外出もしやすいですし、家族も行き来がしやすい事でしょう。

料金体勢も事前に確認をしておきましょう

サービス付き高齢者住宅は一か月の賃料は低価格の所もありますが、賃料以外にも費用がかかる事を理解しておきましょう。賃料以外に、食費や、基本サービス費等のその他費用、又電気代や水道代等も自己負担の所もあるでしょう。

又、掃除や自宅での入浴の手伝い等は介護認定をお持ちの方であれば、訪問介護を利用する事はできますが、自立の方や、訪問介護等の介護保険が適用されない事柄の手伝い等は、自費サービス等で対応している所もある事だと思います。

例えば、電球の交換や、湿布の添付等、職員に少し手伝ってもらう度に料金が発生する事も少なくありません。その辺りの料金体勢は事業所によって違いますので、入居前にしっかりと確認をおこないましょう。

医療体制が整っているかも、安心した生活を送るには大切です

高齢者は多くの方が何かしらの病気をお持ちだと思います。
定期的に受診が必要であったり、薬の管理が必要であったり、状態の確認が必要な方が殆どだと思われます。

サービス付き高齢者住宅は医療体制も様々です。
通院等は自分自身や、家族の介護で行わないといけない所もあるでしょうし、提携医院から往診を受ける事が出来る所もあるでしょう。

又、24時間訪問看護・訪問介護を受ける事が出来る等、事業所によって違いますので、入居される方の身体状況に合わせ、選ぶと良いでしょう。事業所によっては、状態の悪化等で、退去しないといけなくなる場合もありますので、サービス付き高齢者住宅で過ごす事が困難になった場合の事も想定し、検討しておいた方が良い場合もあるでしょう。

まとめ

サービス付き高齢者住宅は、特別養護老人ホームの順番がまわってくるまでの期間の入居であったり、一人での生活が不安な為の入居であったりと、目的は人によって様々でしょう。

入居される方がどのような生活を望むのかに合わせ、いくつかの事業所を見学等した上で選ぶ事がおすすめです。

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