介護士のお仕事
介護士の仕事で大切にしたい心がけ1。まず「お声かけ」から。
- 2017.05.19 @ 新着
- 介護士のお仕事
前の記事では介護士が大切にしたいキーワードをご紹介しました。
今回の記事はキーワードにも連動するとも言える介護士の仕事で大切にしたい心がけその1まず「お声かけ」からをご紹介します。
突然、他人に何かをされたら・・・
話はいったん介護から離れます。
皆さんは例えば食事をしていて、少し箸を休めていただけだったのに黙って勝手に片づけられてしまったらどう思われますか?(自宅でも外食店であっても)
例えば椅子に座っていて、突然何も言われずに座ったまま椅子を引かれたりしたらどう思われますか?
怒りたくなったり(外食店ならクレームをつけたいところでしょうか・・・)、ビックリしたりしませんか?
まずは「お声かけ」からご利用者様への介護が始まる。
話は介護に戻ります。
介護士が大切にしたいキーワード1で「個人の尊厳」という言葉をご紹介しました。
あたり前ですがご利用者様は要介護状態である以前に1人の生命と心をもった人間です。
仮に耳が遠くて聞こえてないかもしれくても、寝たきりで意思表示が困難であっても生きていらっしゃるのです。
そのようなご利用者様の「個人の尊厳」を守る大切な心がけは、何をするのにもまずは「お声かけ」から介護をはじめるということになります。
介護福祉士国家試験の実技で必須とも言えた「お声かけ」
介護福祉士試験の制度改正もあるので、今後は実技試験を受けずに介護福祉士になる方もいると思いますが、制度改正前の実技試験において、実技対策講習に行くと講師の方は「お声かけは絶対忘れてはいけない」と言っていました。
私のまわりの介護福祉士仲間も「実技試験でお声かけだけは絶対忘れないようにしないとね」と言っている程です。
「お声かけ」は国家試験の必須ポイントにもなっていたのです。
「お声かけ」は自分自身の介護手順の確認にもなる
「お声かけ」が大切な理由は他にもあります。
介護士自ら声を出してご利用者様に伝えることは、自分自身の介護の手順を声出し確認することにもなります。
声出し確認をすることで、もし自分のやろうとした介護手順がまちがっていれば介護を開始する前に気づくことができ、まちがった介護を提供することで生じるケガや介護事故のリスクを回避し、ご利用者様に不快な思いをさせなくて済みます。
まとめ
いかがでしたか?
介護士の仕事で大切にしたい心がけ、まず「お声かけ」から。
耳が聞こえない方、目が見えていない方、認知症の方、寝たきりで意思表示困難な方・・・
すべてのご利用者様に対して大切な心がけです。
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