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介護士のお仕事

高齢者が倒れていたらどうする?緊急時の対応

介護の仕事をしていると緊急の対応を求められることがあります。
起こらないに越したことは無いですが、起こってしまった場合は適切な対応が求められます。

緊急時は一刻を争うので事前にどのような心構えをしておけばいいのかを確認してください。
施設ではみんなで協力して緊急事態に挑めますが訪問の場合はそうはいきませんのでしっかり対応策を覚えておきましょう。

施設内での対応

施設では緊急時に対応方法がマニュアル化されています。
緊急時の連絡する病院などについてもここの利用者さんについて書かれているファイルなどもありますので、まずは周囲にいる人に緊急事態を知らせるようにします。

一人で対応しようとするより、数人で対抗する方が早く対抗することが可能です。
普段から、緊急時の連絡先がどこに書かれているのかなど緊急時のマニュアルについて確認しておきましょう。

また、他の介護士などから緊急事態を聞いた場合にも対応できるようしておくことが大切です。
もし、マニュアルがどこにあるか分からない場合は他の同僚に聞いて確認しておくといいでしょう。
長く勤めている同僚からは緊急時の対応についても詳しく聞くことができるかもしれません。

夜勤などを1人でする場合もあります。
そのような場合には1人で勤務に当たる前には緊急時の対応について確認する必要があります。

施設によっては緊急搬送になった場合一緒に救急車に乗っていくか、施設に残るのかなども変わります。
緊急搬送になった場合は夜中でもすぐに施設長などに連絡を入れないといけない場合などもありますので確認しておきましょう。

緊急の時は頭の中がパニックになりますから聞いた内容は分かりやすくメモとして残しておくといいでしょう。
電話をする先なども一緒に書き込んでおいてそのページを見れば緊急時の対応がすべてできるようにしておくと便利です。

訪問先での緊急対応

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訪問介護先で緊急な対応が必要になった場合には、一人で勝手なことができません。
個人としてその家へ訪問しているわけではなく、事業所を通して仕事に行っているわけですから、連絡する先がいろいろとあります。

まずは事業所へ連絡を入れ、救急車が必要と感じる場合は救急車を呼んでもいいか指示を仰ぎます。
また、同時に事業所側に動いてもらいご家族やケアマネなどに連絡を入れてもらいましょう。

利用者さんにより、かかりつけの病院への搬送が必要な場合などがあります。
事業所やケアマネなどが知っている場合もありますのですぐに救急車を呼びたいのも分かりますが事業所へ連絡を入れることが大切です。

事業所へ事前に確認をする

ただ、事業所によって考え方が異なる場合があります。
自分を守ると言う意味でも事前に先に事業所へ連絡を入れていいかと確認を取っておきましょう。
事業所によっては緊急時の対応についてマニュアルがある場合もあるのでそれをもらえる可能性もあります。

また、利用者さんの緊急搬送先などを事前に教えてくれることもありますので、必ず無くさないようメモしておきましょう。
利用者さんの大切な個人情報ですので必ず無くさないように気を付けましょう。

一刻を争う場合は事業所によっては先に救急車を手配してから連絡をくれと言われるかもしれません。
そのように先に許可がもらえている場合はその順序に従って対応しましょう。
先に救急車を呼んでもいいなど言ってもらえた場合は、メモとして誰がいつそのように言ってくれたのかを残しておくといいでしょう。
あとからトラブルになることは無いとは思いますが、もしもの時に自分を守る意味でメモを残すことは大切です。

普段から確認しておくことも大切

例えば、利用者さんの既往歴を把握しておくことはとても大切です。
糖尿病がある利用者さんの場合低血糖を起こす可能性があります。

その場合、意識が無くなる前に糖を口から摂取する必要があり、多くの利用者さんは病院からもらったブドウ糖をもらっていますので、普段もし低血糖が起きたらどのような対応をしたらいいかを確認しておきましょう。
どこにブドウ糖を置いているかを確認しておくといいでしょう。

心臓病を持っている利用者さんも同様に緊急時の薬を持っています。
何かがあってからではご本人が伝えることが困難なため、事前に薬の場所を確認しておきましょう。

普段と違うと感じたら

普段と何か違うと感じたときは注意が必要です。
注意するとともに、報告が必要になります。

まず事業所へ報告を入れ、ご家族などへ連絡をしてもらいましょう。

何か違うと感じているのにそのままにしてしまってはいけません。
何か起こってからでは遅いので必ず違和感を感じたときは報告をするようにしましょう。

緊急時は頭の中がパニックになり、あとで考えればもっと落ち着いてこんな風にすればよかったなど思うこともあります。
まずは、事前に一通りの内容について確認し、頭の中で整理しておくことで緊急時に対応できるようにしておきましょう。

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