介護士のお仕事
「景気の波に強い介護業界」で志をもって働けば出世も近い!
- 2018.01.30 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護士という仕事の強みの1つに「景気の波に左右されない」という事があります。
介護士の仕事は、高齢者人口によって左右されることはあっても、世の中の動向には比較的左右されないと言えます。
今回の記事では「景気の波に強い介護業界で、じっくり働き出世する?」という内容についてご紹介します。
介護業界の採用担当者の間では・・・
介護業界の特に採用担当者の間では、こんな言葉があります。
「世の中が不景気のときは、介護業界に応募者が増える。」
この言葉の意味には2つの側面があります。
1つは、言葉のとおり、世の中が不景気になると景気に左右される業界からの退職者(リストラなど早期退職者を含みます)が増え、その人たちがハローワークに行くと「介護の仕事」を勧められるという点です。
景気の波に左右され勤務先の企業が廃業(倒産)などで、退職を余儀なくされた人たちは、とりあえずはハローワークで、今までに勤めていた業種と似たような業種で仕事を探す傾向があります。
しかし、世の中が不景気なときは、似たような業界で似たような職種を探すということは、所詮難しいことであり、そもそも似たような業種で仕事が見つかる状況なら、今まで勤めていたところを退職する必要はないわけです。
過去の不景気時には、退職を余儀なくされた50代の男性が当時のヘルパー2級をハローワークで勧められて取得して、介護士になるという人も多く存在しました。
それくらい「世の中が不景気になると、介護業界に応募者が増える」という表現は、的を得ているということです。
もう1つの側面は「介護に興味・関心があったわけではないが、他に仕事がないからしかたがなく介護の仕事を目指す人が増える」という点です。
つまり「介護に興味・関心があるなど、純粋な動機での応募者ばかりではない」という事が言えます。
ここで、介護業界従事者としてお伝えしておきたいことがあります。
「介護を志す人は、世の中が不景気なときほど、実は少数派である」からこそ
「志をもって(純粋な動機で)介護業界に就職した人は、就職したときから介護士の中のリーダー候補である」ということをお伝えしておきたいのです。
世の中キレイごとばかりでは進んでいきません。生活をしていくために、ある意味しかたがなく介護士になった人たちも多くいます。
その中で「介護に興味・関心がある」という正統な動機で介護士になった人は、
介護に対する熱意、見識、価値観という点で入職時にすでにリードしているといえるのです。正統な動機で介護士になっただけで、すでに将来のリーダー候補であるのです。
「その他大勢」にならないための介護をする
介護業界が景気の波に強いということは、長い目でみれば「介護士を長く続けることは、ステップアップ、キャリアアップという点で、介護士として働く自分自身を高めることができます。
景気の波に左右されて、しかたがなく介護を始めた介護士に比べて、例えば出世の道が広がることにもつながります。
あらためてお伝えしますが「志をもって介護をすること」は、意外と少数派であり、少数派だからこそ、慢性的な人材不足のこの介護業界では貴重な存在となり得るのです。そして年齢に関係なく、介護士として出世しやすいと言えます。
介護士として早めに働き始めることの貴重さ
最近の介護業界には無縁とも言える言葉がいくつかあります。
例えば「年功序列」という言葉は、介護業界では全く関係無しの言葉と言えます。
年齢よりも介護士としての場数と経験値が、後々は先輩介護士として指導力を発揮することにつながります。
介護業界では「介護士になって3年~5年で中堅」「5年以上でベテラン」と、業界で働く人そのものが良い意味で早熟傾向にあります。
年齢よりも介護の場数が、その後の出世に影響するといってもいいでしょう。介護業界は20代~30代でもリーダー層になることができる業界とも言えます。
また良い意味で「転職者は不利」という言葉も関係が無いと言えます。考え方によっては良い意味で「経験値によっては、次の転職に有利に働く」業界とも言えるのです。
これも介護士として早めに働き始める方が、より有利に事を進めていくことができると言えます。
介護業界でじっくり働く事で得れるもの
景気の波に強い介護業界だからこそ、あえて他業界に流れることなく、介護の仕事を長く続けていくメリットがあります。
長く働くことで例えば「介護福祉士実習指導者研修」のような、修了証という書面をもって介護士を目指す人の指導ができる立場を獲得することもできます。
他業界から転職して介護士になった方たちは、介護福祉士の資格を得ることはできても、指導者という立場になるのは難しいと言えるでしょう。
給与も安定してアップしていく
景気に左右されない分、その法人や施設の考え方にもよりますが、よほどのことがない限り順調に昇給もしていくと思っていてよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
介護業界は景気の波に左右されない業界です。だからこそ志をもって早く介護士になった人には有利な業界と言えます。
今回ご紹介した内容が、介護業界に興味・関心を持っているけれども、実際に介護の仕事はまだしていない人にとって介護士の仕事をすることを前向きに考えていただけるきっかけになれば幸いです。
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