介護士のお仕事
介護初心者が躓きやすいポイントと、対策方法
- 2017.10.19 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護の仕事を始めたばかりのころ、いろいろな失敗や、悩みを抱えながら成長していきます。
介護を始めたばかりの人が躓きやすいこととはいったい何でしょう。
知っていることで躓きを回避することも可能です。
しっかり考え、スキルアップにつなげてください。
身体介護は学校で習っただけでは身につかない
学校で習う時間には制限があり、身体介護をする相手も生徒同士です。
そのため、実際に現場へ出たときに身体介護をすることはとても難しいです。
慣れて技術を身に着けスムーズにできるようになるためには、しっかり基本を頭に入れておく必要が出てきます。
学校で習ったことを忘れてしまった人や、学校で習う時間が短かった人などは、ネットで動画の配信もありますし、身体介護に特化した本などを用意しておくのも手です。
時々見直しながら、確認をしましょう。
おむつ替えにも技術が必要
おむつ替えがうまくできず悩むことも多いでしょう。
おむつ替えは最初は時間がかかるかもしれませんが、しっかり時間をかけてでも、漏れないように、ちゃんと背中の中心とおむつの中心を合わせれているかなど確認しながら行うといいでしょう。
はじめは時間がかかってもしっかりつけ方を練習しなければ、いい加減なつけ方ばかり繰り返していては技術向上にはつながりません。
麻痺のある人の着替えの手伝いは難しい
コツをつかむまでは着替えを手伝うのも一苦労です。
脱健着患を意識して、ゆっくり落ち着いてやりましょう。
無理に引っ張っては痛いので、服をずらす等工夫をしながらやりましょう。
シーズ交換は数をこなすしかない
初任者研修、実務者研修など取る資格、また通信制か通学生によっても違ってきますが、学校でシーツの交換について習うことがあります。
何度も学校でやらしてもらっても実際にしようと思うと難しいので、もし習っていなかったら一段と大変になります。
実は訪問介護ではあまり施設のような真四角な布のシーツを使っていることが少なく、シーツ交換が必要な場合でもボックスシーツなど一般の家庭用のシーツのことが多いです。
逆に施設によっては入居者さんのほとんどが四角く白い布のシーツというところもあります。
もし、習っていない場合は施設の先輩が教えてくれるとは思いますが、シーツがきちっとセッティングされていることで次のシーツ交換までズレないで済む場合があります。
逆にきっちりセットできていないとすぐにぐしゃぐしゃになってしまうことも。
最初は丁寧にを心がけていくといいでしょう。
だんだんと手が覚えて早くできるようになりますが、最初から早くしないとといい加減なシーツ交換をしていても腕は上がりません。
また、訪問介護の仕事を長年していて、その後施設へ転職した場合も施設のシーツ交換になれていないため最初は手間取ってしまうことが多いです。
シーツ交換については数をこなし手順になれることです。
人の家で調理するのは難しい
訪問介護では調理の時に、各家によって調理器具の置いている場所が違ったり、使える食材が行くまで分からないなど困惑することがあります。
味付けや好みの食事についても一人ひとり違います。
慣れてくればその家の調理器具や調味料の置き場も分かるようになりますし、好みの食事についても分かるようになってきますが、最初はいろいろな物が置いてある場所などを覚えながらやっていくしかありません。
しかも、時間が決まっている中で調理を済ませ次の仕事へ行かないといけないので、時間との闘いもあって大変です。
ベーシックな調理のレシピ集などカバンの中に入れておいて、作る物に困った場合はヒントをもらったり、時間短縮のためにレンジで火を通してから煮るなどレンジをうまく使うことも必要になります。
掃除のやり方が各家によって違う
調理同様、掃除のこだわりのある方もおられ、拭く場所によって雑巾が決まっていたり、掃除機の書ける場所の順番が決まっているなどあります。
そのため、最初に同行へ行ったときはメモを取らせてもらい、一人で入る時には利用者さんに確認を取りながらするといいでしょう。
掃除道具などもそれぞれ家によって違いますし、家によっては十分掃除道具がそろっていないと言う問題がある場合もあります。
ヘルパーはその家にある物ですることが基本ですので、ある物を工夫して使い掃除をします。
見たことのない装具をどう扱っていいのか分からない
装具については、特注の場合も多く、どのように使えばいいか分からなくて困ることがあります。
色々な装具になれていると感が働きますが、最初のうちはつける方向も分からず困るかもしれません。
私は腕の脱臼を防ぐための固定する装具がどちらむきにつけるかすら分からず困ったことがありました。
お話のできる利用者さんだったので教えてもらいながら、苦労して付けた覚えがあります。
装具はちゃんとつけていないと効果が無いどころか危ないこともあるため、同行の時などしっかり教えてもらっておきましょう。
まとめ
誰でも最初は初心者です。
戸惑いながら、悩みながら成長していきます。
困ったときには相談をして、解決方法を見つけていきましょう。
最初は戸惑ってできないこともだんだんと上手になっていきます。
何事も頭でわかっているだけではいけなくて、体が覚えていきます。
自信をもって介護ができるよう、努力していきましょう。
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