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介護士のお仕事

介護力アップの道!ショートステイで介護士としてスキルアップする

介護士がスキルアップをする方法はいくつかありますが、スキルアップのためにおすすめしている方法の1つが「ショートステイで働く」方法です。

ショートステイで働くとなぜ介護士はスキルアップできるのか、ショートステイで働くメリットは何か、介護士としての経験値にどのようにプラスになるのか、将来的な転職において有利になるのか、今回の記事ではそのようなショートステイで働き介護力アップにまつわる内容をご紹介します。

併設ならタイミングをみてショートステイを志願する

介護士が、スキルアップのためにショートステイで働くことをおすすめする内容をこれからご紹介していきますが、その前に先にお伝えしておきたい事があります。

それは「ショートステイ単独事業所は、あまり数多く存在しない」ため、多くは特別養護老人ホーム(以下、特養と記します)や老人保健施設(以下、老健と記します)に併設されているショートステイが多いのが実情です。

なお、最近では介護付き有料老人ホームなどでも、ご利用者様やご家族様向けに「ショートステイあり」という文言を見かけることが増えましたが、その多くは介護保険事業外の実費相当のショートステイであったり、ショートステイという名の実態は体験利用だったりします。

介護保険法上に定められたショートステイ(介護保険法上の事業種別は「短期入所生活介護」や「短期療養生活介護」といいます)は、先にも述べた特養や老健の併設型が多いので、まずは特養や老健の介護士として面接を受けつつも、面接官から配属希望を聞かれたら「ショートステイを希望します」と伝えることをおすすめします。

介護のスキルアップの理由は「利用者が短期で変わる事」への対応力

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ショートステイで働くと介護士はなぜスキルアップするのか、大きな理由は「多くのご利用者様が短い期間で入退所していくため、入れ替わるご利用者様への対応力が必要になるから」です。

特養や老健などの、長期入所(いわゆる本入所)の場合、そのご利用者様は何事もなければ長期に渡って施設生活を続けることになります。

したがって担当する介護士も、基本的には同じご利用者様に対して、毎日同じような介護を提供していくことになります。

余談ではありますが、介護士になったばかりで介護の経験が少ない方にとっては、基本的介護技術の習得のために、毎日同じ介護を繰り返し提供していくことはとても重要です。
表現は適切ではないかもしれませんが、ご利用者様をとおして介護を学び、介護の反復練習をして、基本的介護技術を身につける絶好の機会が長期入所(本入所)の介護と言えます。

しかし、ある程度の基本的介護技術が身についてきたら、今度は応用力を身につけていくと、介護士として大きくスキルアップします。
ショートステイで介護をするということは、短期間で入れ替わるご利用者様に対応していく、つまり応用力が求められます。

言い方を変えればショートステイ(短期入所)の場合は、毎日同じ介護の提供ではないということです。

適度な緊張感がショートステイのやりがい

ショートステイの多くのご利用者様は、個人差はありますが長期入所よりは短期間で入所と退所を繰り返し利用していきます。
介護士は、退所のご利用者様が発生した後、次の入所のご利用者様を迎え入れるための準備(基本情報の確認、排泄パターンや内服薬の種類の確認など)をする必要が生じます。

長期入所と違い、これが短期間のうちに繰り返して行われていくことが、ショートステイで働く介護士の適度な緊張感と、長期入所にはない介護のやりがいに結びつきます。

また、ショートステイは介護保険法上の居宅サービスに位置づけられます。
あたり前ですが、ご利用者様の多くは自宅での生活を基本としながら、複数の介護サービスを組み合わせる中でショートステイを利用している方が多いです。

介護士にとっては、送迎に同行する場合もあれば、ご家族様送迎でご家族様と接する機会が増えます。

長期入所でも、ご面会等でご家族様と接する機会が無いわけではありません。
しかし、ショートステイの場合は居宅(在宅)のご利用者様とそのご家族様に接するという点で、対地域の目線なども意識した振る舞いが必要になる場合もあります。

これもある意味、ショートステイで働く事の適度な緊張感とやりがいと言えます。

介護がマンネリ化しない

介護士にとって、ショートステイで介護することは、ご利用者様が適度に変わるので、介護がマンネリ化しないことにつながります。
これも表現は不適切かもしれませんが、いつでも新鮮な気持ちで違うご利用者様と接する事ができ、提供する介護方法も変わるので、良い意味で介護士にとっても、適度な刺激ある仕事場と言えます。

ショートステイで介護を提供することは、介護士としてスキルアップすることはまちがいありません。
特に介護経験が浅い介護士は、長期入所(本入所)で基本技術の習得をした後は、ぜひショートステイ(短期入所)にチャレンジして、介護力アップをしていくことをおすすめします。

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