HOME > すべての記事 > 介護士のお仕事 > 介護認定について知っておきましょう、介護を受ける人は全員通る道です

介護士のお仕事

介護認定について知っておきましょう、介護を受ける人は全員通る道です

 介護が必要となった場合、介護サービスを活用し生活を継続していくことが多いですが、介護認定の仕方がわからない人は少なくないのが現状です。高齢者および身体障害が増えている現在介護認定を受け、いかに過ごしやすい生活をするかということが必要とされているため、介護認定を行う方法についてお伝えします。

病院に入院または通院している場合は、医療相談員に相談することが大切です。

 今の状態で在宅での生活が難しい、もしくは在宅を直さないと現状としてすみ続けることが難しいと感じることも少なくありません。その際には、現在病院に通院または入院されている場合は、まずは医療相談員に相談してみます。かかりつけの病院であれば、主治医の意見書(後々必要となります)がもらいやすく、また介護認定を受ける人の状況および家族構成なども理解してくれているため、まずは病院の医療相談員に相談し手見ることをお勧めします。
 病院によっては、医療相談員が変わりに介護認定の手続きをしてくれるところもあります。また、病院にケアマネージャーがいる居宅サービス等との連携を持っているところもあります。特に、居宅で生活をする場合には、居宅サービスとかかりつけ医が連携をとりやすいと、在宅生活が送りやすくなることもあるため確認してみることが必要です。

市町村の窓口で手続き方法について相談することも必要です。

080707
 在宅での生活が難しいと感じるのは、高齢者よりもご家族のほうが多いです。ご家族から見て今高齢者一人もしくは二人で生活をさせるには危険・不安がある場合には、市町村でどのようなサービスがあるのかを確認することも大切となります。また、かかりつけ医などでケアマネージャーとの連携等がない場合には、市町村にケアマネージャーの情報があります。
 さらに、窓口での手続きを行うにあたって必要な書類があります。例えば、主治医意見書や現況調査等があり、それらをすべて提出することで認定が開始されます。しかし、あくまでも認定の開始であり、サービスの開始ではないためサービスが必要かもしれないと思ったら早めに行動することが必要です。認定開始からサービス開始までは約1~2ヶ月かかります。

ケアマネージャーを決め、サービスを開始になります

 介護認定を受けても、ケアマネージャーが決まりケアプランの立案をしないとサービスは始まりません。そのため、サービスが必要な場合にはケアマネージャーを探すことが必要となります。かかりつけの病院に居宅サービスが入っていれば、そこのケアマネージャーにお願いすることもひとつですが、全くわからない場合には自宅の近くや地域包括支援センターなどに連絡し、受けたいサービスと合ったケアマネージャーを探すことになります。
 例えば、老健などに入所希望だったり、デイサービス、訪問介護など、利用したいサービスはそれぞれかと思います。そのため、複合サービスを行っている事業所内にあるケアマネージャーを探すこともひとつかもしれません。また、認知症がひどく小規模多機能型施設を利用したい場合には、小規模多機能のケアマネージャーに依頼する形となります。そのため、受けたいサービスが何かということをあらかじめ調べておくと、ケアマネージャーを選ぶときに選びやすくなります。

まとめ

 このように、介護認定を受けるにあたり様々なことを行わなければなりません。また、行政機関や医療機関との連携等も必要となり、すぐに結果が出るものでもないため介護が今必要という時には、介護認定をすぐ受けるということは難しいのが現状です。そのため、少しでも介護が必要と感じたときには、認定をしておき実際に使うときにケアマネージャーを探すということも、ひとつの方法としてはあります。

掲載中の転職サイト一覧

介護士のお仕事関連記事