介護で起業をすることができるのか

今日では様々な企業が存在しており、これは介護施設だけの話ではありません。

結論から先に言ってしまいますが、介護施設の起業自体は誰でもできます。
また介護での起業は、他の職種には見られないようなメリットも見られ、現在では注目されているビジネスの一環でもあります。

しかし、企業するうえでは様々な準備が必要なことに加え、介護の事業所自体が建てづらく感じている方もいるかとおもいます。
そこで今回は、企業するうえでなにをするのかということと、介護施設を起業することのメリットについて紹介していきます。

会社の起業について

一口に会社を起業すると言っても、簡単にいくものではなく、準備をしなくてはならなくなるものが必ずあります。

とは言っても、それは資金調達だけの話ではありません。
もちろん、資金の調達や今までに培ってきた人脈というのも必要にはなってきますが、会社を起業する前段階として、自分の考え方ということがあります。

例えば、起業したい理由が「お金持ちになりたい」だとしましょう。その理由で起業した際、あまり長くは続かないとされています。
なぜなら、それは自分のためにやるようなことを指しているからであり、起業した先に誰がいるのかということが明確になっていないからです。

また、いくらお金持ちになったとしても、事業の失敗や倒産となった際のことも考えなければならず、その際に使う資金面のこともあるため、実はあまり使える金額はそれほどないのです。
そのため、短絡的な理由だけではなく「なぜ起業したいのか」ということを考えることが起業するうえで必須になってきます。

他にも、起業をするうえで仕事に関するアイデアやビジネスモデルを考える必要があります。
これは、自分で起業した会社でどれだけ利益をだすのかや、ライバル企業との差別化を考えておくことで、その企業が生き残れるかどうかが決まってきます。

介護の起業をするメリット

では、介護の方で考えてみるとどうでしょうか。
もちろん、介護関連の事業所も起業することは可能です。他にはあまり見られない、介護事業所の起業をするうえでのメリットがあります。

まず、高齢化社会ということです。日本に限らず、世界ではどんどん高齢者が増えています。
そのため、今後も高齢者が増えていくことが予想されるうえで、介護事業はますます需要が高まるので今後の成長が見込めることが言われており、介護事業の需要が高まっていることは起業するうえで大きなメリットと言えます。

また、介護事業といっても幅広く分野があり、デイサービス・老人ホーム・訪問介護といったように分けられており、事業所が建てやすいと考えられていることもメリットといえます。

さらに、介護事業は他職種でも参入しやすくなっていることは、他の職種にはあまり見られない大きなメリットではないかと言うように感じられます。

現に、「ベネッセ」や「ミサワ」といった、元々の事業が違っていても介護事業を行っている企業があることがその証と言えます。
これは、介護施設自体が少なく施設の空きを待っている高齢者の方を考慮して、他職種からの参入も認められたのではないかと考えられます。

そのため、こういったことを行っていることは、他の職種には見られない大きなメリットだと考えられます。

まとめ

介護も、他の業界や職種と同じように起業すること自体は可能であり、介護でしか見られないようなメリットもあります。

それは、高齢化社会に伴い今後も高齢者が増えていくことが予想されるうえで、介護事業はますます需要が高まるので今後の成長が見込めることが言われており、介護事業の需要が高まっていることは起業するうえで大きなメリットと言えることであります。

また、介護の事業自体も幅広く行われており、デイサービス・老人ホーム・訪問介護は主に起業するうえで行われている三大事業と言われており、他にも小規模多機能型というのもあります。
これは、「グループホーム」や通所サービス型の施設をさしています。

しかし起業するうえでは、ただ起業するだけでなく自分の考え方や価値観が重要になってきます。
その理由が「お金持ちになりたいから」等の短絡的なものではなく、起業した先に誰がいるのかということも考える必要があります。

もちろんそれだけではなく、起業をするうえで仕事に関するアイデアやビジネスモデルをしっかりと考えておく必要があります。
これは、自分で起業した会社でどれだけ利益をだすのかや、ライバル企業との差別化を考えておくことで、その企業が生き残れるかどうかが決まるだけではなく、成果がきちんと出ているかどうかの見直しにもつながるからです。

会社の起業と口で言うだけなら簡単なことですが、毎日が仕事に追われる日々であり、実際は業績とにらめっこをすることが多いのではないかと考えられます。
そのため、楽な生活がしたいからと安易な理由で起業することはやるべきではないと考えます。