介護士のお仕事
介護福祉士の仕事は、将来の自分自身の介護予防にも結びつく
- 2016.09.20 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護福祉士になり、要介護状態のお年寄り(ご利用者様)にかかわることになると、目の前で困っている方を助けるというのはもちろんですが、それがやがて老いる自分自身の歳のとり方の勉強にもなっているという意識を持つことができます。
「こんな生活をしたら要介護状態になるリスクが高い」という知識と意識
(かかわるご利用者様を否定批判するということではありませんので誤解のないようにお願いします。)
介護福祉士になるためには介護の技術を身につけることはもちろんですが、例えば高齢者が気を付けなければいけない病気の知識なども覚える必要があります。(実際に国家試験の筆記試験に出題されます)
知識を得た状態でご利用者様にかかわると、例こういう病気だからこういった部分に気を付けようと思うことがたくさんでてきます。
例えば脳出血や脳梗塞の後遺症で身体の半分にマヒが残ってしまう場合。
その引き金になったものが高血圧だったとします。
高血圧を誘発した原因は何か・・・塩分の取りすぎだった。
そしてこのご利用者様の食事は今は脳出血や脳梗塞の再発防止のために、高血圧を予防しなければいけないから塩分控えめになっている。
だったら、今の自分自身の食事も塩分控えめにして生活してみよう・・・とこんな発想になるわけです。
介護福祉士になると自然とこんな視点が身に付きます。
自然と身につく「自分自身の認知症予防」
また認知症になられたご利用者様の介護というのも介護福祉士の大切な仕事の1つですが、「このご利用者様はなぜ認知症になってしまったんだろう・・・」と考える機会も増えます。
もちろん理由は様々ですし、ある認知症予防対策をしたから絶対に認知症にならないとは言えませんが、例えば「奥様(または夫様)を亡くした後に何もやることがなくなってしまって、大きな環境の変化や生活上の刺激がなかったのかな・・・」という見方ができたとしたら、「今のうちから1人でできる趣味を作っておこう」とか、介護福祉士はそんな発想を持つわけです。
結果、それが介護福祉士自らの将来の認知症予防にもつながっているというわけです。
まとめ
いかがでしたか?
介護福祉士になって介護の仕事をするということは、目の前のご利用者様を介護することはもちろんですが、介護の仕事を通じて、自分にもやってくる老後に備えて病気や認知症を予防するという視点を持つこともできるのです。
このような国家資格である介護福祉士を、ぜひめざしてみませんか?
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