介護士のお仕事
歩行器とシルバーカーの違いについて解説
- 2017.04.01 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護認定をお持ちの方はほとんど何かしらの福祉用具をお使いの事だと思います。
色々な種類の物が数多くありますが、その中でも歩行の補助となる「歩行器」と「シルバーカー」の違いをご紹介したいと思います。
歩行器とはどういった物でしょうか
歩行器とは、杖での歩行が困難な方や、不安定な方が主にお使いになられる物です。
歩行器には、前進する際に自分で持ち上げて移動させながら進む「四脚歩行器」と、押して進む、車輪が付いた歩行器の、大きく分けて二種類あります。四脚歩行器は、フレームの全体が固定されている為、安定性が比較的高くなっています。
自分で持ち上げながら進んでいくタイプの物ですので、ある程度上肢や腕の筋力がある方に向いています。又、自分でカーブを描きにくい(体をねじりにくい)方も、こちらのタイプがおすすめです。
次に車輪が付いたタイプの歩行器ですが、こちらは持ち上げる事無く、押して進んでいきますので、四脚歩行器に比べ、少ない力で済みます。ですので、上肢や全身の筋力が少なめの方にお勧めです。
シルバーカーとはどういったものでしょうか
シルバーカーと、歩行車は見た目がとても良く似ています。どこがどう違うのかあまり分からない方も居る事でしょう。
ですが、シルバーカーは介護保険でのレンタルや補助等は無く、全額自費負担となり、歩行車は介護保険でのレンタルが可能です。
それぞれの違いと特徴ですが、シルバーカーは比較的歩行能力の高い方に適しています。持ち手の部分は、スーパーにあるカートに近い形になっています。持ち手の下の部分には荷物を入れる部分が有り、物によってはその荷物置きに座る事が出来るようになっている物があります。
歩行車は、持ち手の部分がコの字になっており、身体を囲うような形になっています。シルバーカーよりも体重を支えながら動かす事ができ、安定性も高くなっています。
選ぶ際の注意点
一見、全て同じように見えるかも知れませんが、使用する場所や、用途によって適している物は違います。
又、自分の身体に合っている物・いない物もありますので、何種類か実際に見たり、試してみる事が大切です。
まとめ
歩行器もシルバーカーも種類が豊富ですので、どれを選べばいいのか迷う事と思います。機能性を優先するのか、おしゃれな物を優先するのか、選ぶ方によって違うと思いますが、自分自身にあった物は何か、担当のケアマネジャーや福祉用具相談員に必ず相談するようにしましょう。
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