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排泄物の匂いはどのように対応をしていけばいいのか?

高齢者の要介護状態が悪化すると、トイレで排泄することができず、失禁が増えてしまうことがあります。そのため、オムツを使用し、オムツ内で排泄している高齢者も多々います。

しかし、オムツの内で排泄することにより、排泄物の匂いで介護者や周囲が不快に思うことも少なくありません。また、トイレでの排泄ができていても、排便や排尿などの排泄物が下着などにつき、排泄物の匂いが常にしていることも少なくありません。

排泄物の匂いは、どのように対応をしていけばよいのか、ご紹介いたします。

失禁のタイプを知る

高齢になると、常にだらだらと排尿が出てしまうことや、排泄を我慢できなくなることがあります。これらは、失禁のタイプであり、そのタイプに合わせた対応をすることが重要となります。

失禁のタイプを理解することにより、だらだらと排尿しているようであれば、パットを使用するなどの対応が重要となります。また、我慢できないのであれば、早めのトイレ誘導などを行うことで、失禁することを減らすことができます。

このように、オムツ内またはトイレで、的確に排泄を行うことができることで、排泄物の匂いを減少することができることを、理解しておくことが重要となります。

オムツやパットの使い方に注意

オムツやパットは、年金で暮らしている高齢者にとって、決して安いものではありません。そのため、パットを切って使う方や、同じリハビリパンツを何日も履き続けている高齢者も少なくありません。

そのため、オムツやパット内に、何時間も排泄物がある状態となります。その結果として、排泄物の匂いが出現し、異臭となることもあります。しかし、高齢者は使用したパットであっても「まだ使える」と言う認識があるため、介護者が主となりオムツの交換を手伝っていくことが重要となります。

その人にあったおむつ交換を行う

施設等において、自ら排泄を訴えることができない場合、定時でのおむつ交換を行うことがあります。そのため、2時間おきや3時間おきなど、体位変換等と一緒におむつ交換をすることも少なくありません。

しかし、排泄時間は大体決まった時間であり、その時間をアセスメントすることで、排泄直後におむつ交換を行うことができます。そのため、その高齢者に合ったおむつ交換の時間を、的確にアセスメントし、行うことが重要となります。

まとめ

排泄物の匂いは、介護者や周囲にとって不快であると同時に、高齢者にとっても不快なものとなります。しかし、自立している高齢者であれば、金銭的な理由などから、的確な交換が出来ないこともあります。

また、寝たきりなどの高齢者に対しては、介護者の都合に合わせておむつ交換をしてしまうことがあります。その結果として、排泄物の匂いが増してしまうことも、少なくありません。

そのため、高齢者の失禁のタイプを知り、的確なオムツやパットの使用、さらに高齢者にあった排泄援助を行うことで、排泄物の匂いを減少させることができます。

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