介護士のお仕事
介護士の働く服装で注意したいポイント
- 2018.03.30 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護サービスを行う介護士には、生活支援のサービスから身体介護まで幅広い内容となっています。
一緒に買い物に出かける・掃除や洗濯のお手伝い・排泄の確認や交換・入浴や食事の介助等、様々なサービスを提供しなければなりません。
そんなサービスを提供する際に、介護士にとって相応しい服装はどんなものでしょうか。
今回は、そんな介護士にとって服装についての注意しておきたいポイントをご紹介していきます。
老人ホーム等の入居施設
老人ホームやグループホーム、特別養護老人ホーム等の入居施設の場合には、服装についてそこまで注意はしなくて大丈夫でしょう。
なぜなら、ほとんどの所がユニホームを支給しているからです。
上に着るものとしてはポロシャツTシャツを着用する所が多く、下は長ズボンと入浴介助用等で使うハーフパンツ等が支給され、主にジャージの所が多いようです。
ユニホームを支給してもらえるのであれば、着ていく物を感が足りする必要もありませんし、注意する事もないでしょう。
ただ、毎日洗濯する事だけは忘れずにしましょう。「1回2回着ただけで汚れてないから」なんて事は絶対にいけません。
理由は衛生面です。介助中などに見た目ではわからない菌や汚れがあるかもしれません。そんな服のまま身体介護を行うと、入居者になんかしらの悪影響を与えかねません。
必ず清潔な格好で介助する事を心がけましょう。
派手な服装やジーンズは避ける
しかし、自宅に伺うような訪問介護等はユニホームがない所も多くあります。
そういった時にはどのような服装が適しているのでしょう。
まずは派手な格好は避けましょう。白や黒、グレーのような落ち着いた色や、地味目な格好が適切な服装といえます。
奇抜な色合いの物や、派手な物(ヒョウ柄やゼブラ柄など)、介護するには相応しくないような文字や記号が入っている物を着るのはやめましょう。
例え利用者の方が何も言わなかったとしても、自宅にはその利用者の家族や友人がいるかもしれません。その際に不快に思われる可能性もあります。
自分だけでなく、会社にも迷惑がかかるケースもありますので注意してください。
ズボンはスラックスやチノパンが良いと思います。ジャージも問題ないと思いますが、意外にもジャージで行く事は禁止している事業所なんかもあるのです。
また、ジーンズは絶対に避けた方が良いでしょう。ジーンズは素材が硬く、身体介護をする際に思わぬ怪我をさせてしまう可能性が高いのです。
さらにはダメージといわれているビリビリ破れているようなタイプはもってのほかです。
とにかく、動きやすさと地味目な物にするよう心がけましょう。
靴下は必ず着用しアクセサリ―類は身につけないように
洋服の一部としてお伝えしておきますが、靴下は必ず着用して下さい。
裸足でサンダルなんかで絶対にご自宅に伺わないようにしましょう。これも身だしなみとして重要な事です。
せっかく地味目なTシャツやポロシャツを着て、スラックスを履いて来ているのに、足元がしっかりしていないと、せっかく気にして着てきた服装が台無しになります。
もっと言えば、靴下はもう1足用意し、利用者のご自宅の玄関で履き替えるとより素晴らしい対応となるでしょう。
また、ピアスや指輪といったアクセサリ―類は必ず外して対応して下さい。
こちらに関しても、思わぬ怪我を利用者にさせてしまう事があります。
腕時計も外して対応し、カバン等に入れておくようにしましょう。
時間を確認したいときにはカバンから出して確認すれば問題ありません。
冬場のコートやジャンバーは?
冬になれば、コートやダウンジャケット等を着てご自宅に伺う事になると思います。
その際にコートはどこに置くのが一番良いのでしょうか?
車で着ていれば、車の中に置いていくのが一番良い対応でしょう。あまり利用者のご自宅にあれこれ持ち込まないのが理想です。
貴重品などを入れる手持ちのカバンくらいが望ましいでしょう。
車でない時の訪問の場合については、玄関先にコートを置かせてもらうのが良いでしょう。
コートやジャケットなどは毎日洗うものではないですし、冬のシーズン一度もクリーニングに出さないような事も普通に考えられますので、「不潔」と判断されてしまう事もあります。
そんなコートを部屋まで持ち込まれて嫌な思いをする方もいるかもしれませんので、部屋の中には持ち込まないようにしましょう。
まとめ
今回は、介護士として働く服装について紹介しました。
施設より、自宅へお伺いして介護サービスを行う在宅介護の方が、服装に気を付けるポイントがたくさんありました。
服装はその人がどういう人であるか、どういった常識を持っているかを判断されやすいものです。
せっかく良いサービスを提供しているのに、服装が悪い為に、利用者ではなく家族の方から担当を変えて欲しいといわれるケースもあります。
どんな職業でも、その職業に合った身だしなみを整えて、服装もサービスも素晴らしい対応ができる介護士を目指していきましょう。
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