介護士のお仕事
福祉用具販売員の一日の仕事
- 2017.10.07 @ 新着
- 介護士のお仕事
在宅で介護を行う中で、福祉用具は必要不可欠なものとなります。
特に、介護用ベッドや車椅子、歩行器や簡易手すりなど、高齢者が必要となくなった際に、在宅には不必要となるものもあります。
そのほか、杖や介護用の靴、手すりなど、高齢者が介護保険を利用して購入または実費で購入する福祉用具もあります。
これらの福祉用具について、実際にホームセンターなどで見ても、何をレンタルすればよいのか、購入すればよいのかわからず、困っている介護者も少なくありません。
そこで、このような福祉用具を専門的に取り扱い、高齢者に合った福祉用具を提供する役割として、福祉用具販売員という仕事があります。
ここでは、福祉用具販売員の一日の仕事について、ご紹介いたします。
利用者のニーズに応えた仕事
福祉用具販売員は、利用者のニーズに応えた必要な福祉用具を、必要な場所で的確に使用するアドバイスを行う仕事となります。
そのため、利用者からの問い合わせがあれば、その福祉用具がどのようなものか、もっていけるものであれば現物を、もっていけないものであればカタログなどを持ち、利用者宅に訪問し検討していきます。
また、実際に自宅に訪問し、どのように設置するのか、設置するだけのスペースがあるのか等を、総合的に判断し利用者および家族と検討していくことになります。
そのため、利用者からの要望や相談があれば、福祉用具販売員はまず自宅へ訪問し相談に乗ることから始まります。
ケアマネージャーとの打ち合わせ
福祉用具を実際に使用する場合には、介護保険制度を利用する場合にはケアマネージャーと相談しなければなりません。
ケアマネージャーから依頼を受けて利用者宅に訪問することもありますが、実際に利用者本人から連絡があり、利用者宅に訪問することもあります。
そのため、福祉用具販売員は、福祉用具を必要としている利用者のケアマネージャーと連携を図り、利用者の状態やどのようなものを利用することが可能なのかと言うことを、打ち合わせを行わなければなりません。
しかし、在宅で生活している場合、福祉用具を一日でも早く必要とすることもあります。
ケアマネージャーとの連携がうまくはかれなければ、不自由な生活を長規定に行わなければならないこともあり、利用者に不憫な生活をさせてしまうことになります。
そこで、福祉用具販売員は、スピーディーにケアマネージャーと連携を図り打ち合わせを行い、どのような福祉用具を使用するのか即座に検討していかなければなりません。
利用者宅での組み立て・設置・確認
福祉用具販売員は、ただ単に福祉用具をレンタルまたは販売するだけが仕事ではなく、福祉用具そのものの組み立て・設置さらには、設置後の確認も仕事となります。
例えば介護用ベッドなどの場合には、午前中に納品の場合半日はつぶれてしまうこともあります。
さらに、福祉用具を必要とする方で契約する場所が離れている場合、何件も訪問することが難しいこともあります。
そのため、福祉用具販売員は、効率よくまた利用者に不自由なく福祉用具を引き渡せるよう、念入りに時間等の調整を行い一日を過ごさなければなりません。
レンタル用品の回収
福祉用具は購入していれば、高齢者に何かあっても最後は家族がどうするかの判断となりますが、レンタル品などに関しては回収しなくてはなりません。
歩行器などワゴン車などに積み込める程度の大きさであれば、福祉販売員が空いた時間にすぐに回収に行くこともできますが、介護用ベッドなどの大掛かりなものは簡単に取りに行くことはできません。
いつ何を回収しなければならないのか、ケアマネージャーから連絡が入り次第把握し、一日のスケジュールを立て回収していくことになります。
また、福祉用具のレンタルは一ヶ月契約となっていますが、特に使用していた高齢者がなくなった場合などは、早期にベッドの回収を依頼されることもあります。
そのため、どのような事態にも応じられるよう、万全の体制を考えていかなければなりません。
新製品等の見学
介護用品は、日々進化して行き、より介護がしやすく高齢者にとっても安全なものが進出しています。
そこで、福祉用具販売員は、新製品等の見学を行い、何を導入していくことができるのか、検討していくことも一日の仕事となります。
新しいもので、安価で取り入れられるものや、ニーズが高そうなものを検討し、受注発注をいつでもできるようにしておきます。
いつどのような利用者が、何を求めても良いように、福祉用具販売員は、常に最新のものをチェックし利用者対応していくことも一日の仕事になります。
まとめ
福祉用具販売員の仕事は、毎日違いその日その日で内容も違います。
そのため、朝から夜までの間に、しなければならないことを前日に検討しておくことになります。
例えば、午前中は利用者宅にベッドを納品し、午後からケアマネージャーと打ち合わせを行い、夕方には歩行器の納品など、常に事務所にいることがないのが福祉用具販売員の一日となります。
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