介護士のお仕事
実は介護福祉士に向いているタイプ=不器用だと自覚じている人。その理由は?
- 2016.08.11 @ 新着
- 介護士のお仕事
「不器用な人間だから、忙しい介護の仕事では他の職員さんに迷惑をかけそうで・・・」
いえいえ、不器用な人間だからこそ、確実に丁寧な介護ができる要素があるのです。
不器用だと自覚している人は、1つ1つの介護を丁寧に進める傾向にある
「自分は不器用な人間だ」と思っているがゆえに、「介護の仕事は忙しいと聞くし、時間通りにやらないと他の職員さんに迷惑をかけそうで心配です」と思っている方は実は介護福祉士に向いているタイプと言えます。
不器用な方の多くは、1度に複数の仕事を同時進行でこなす事は苦手な傾向にあります。
しかし不器用な方は、1つ1つの仕事を丁寧に進める傾向にあるとも言えます。
近年の介護の傾向はこの1つ1つの介護を丁寧に進めることが求められています。
(のんびりダラダラやるということではありません。その点は誤解のないように・・・)
1つ1つの介護を適度な時間で丁寧に行う、これは近年求められている個別介護(個別ケアとも言われます)に結びつきます。
入浴介助や排泄介助で速さだけが求められていたのは昔の話、40年~50年前と言っても過言ではありません。
1つ1つの介護が丁寧に進めば、ご利用者様に信頼される
2000年(平成12年)に介護保険法がスタートしてからの介護は、ご利用者様本位のサービス、個別ケアが随分と求められるようになってきています。
実際にご利用者様のすべてを時間をかけて個別で対応することは不可能ではありますが、いかにそこに近づけるかが介護には求められていると言えます。
人間的に器用で要領が良い方はそれはそれで良い点もあるのですが、ご利用者様お1人お1人への対応が雑になったりすることもあります。
(比較対象にするのは本来違うかもしれませんが)
不器用な方は一見時間がかかっているようでも、コツコツと丁寧に介護をするため、ご利用者様にとっては「きちんとやってくれてありがとう」という印象になります。
介護の技術や速さはある意味慣れです。
マジメに介護して月日が経てばいつのまにか自然と身についているものです。
不器用な方が介護に慣れてきてある程度速さが身についてきても、もともとがコツコツで丁寧なので、そこが基本にあるから速さがついても丁寧な介護が崩れない傾向にあります。
不器用な方は優しい性格の方が多く、ご利用者様に信頼される傾向にある
不器用な方は優しい性格の方が多いと思われます。
ご利用者様にとって好かれる職員というのは、心の根っこが優しい方。上辺だけの優しさなどは人生の先輩であるご利用者様には結構見抜かれるものです。
すなわち不器用でまっすぐで優しい方の多くは介護が上達し、ご利用者様の信頼を得ることになります。
いかがでしょう?「不器用だから介護には向いてない・・・」と思っていた方、実は介護福祉士に向いています!
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