介護士のお仕事
介護をして。お金に換えられない「ありがとう」の言葉をいただこう!
- 2018.01.11 @ 新着
- 介護士のお仕事
日本の世の中は、超高齢化社会に着実に向かっています。
2025年には団塊の世代全員が75歳以上の後期高齢者になる(いわゆる2025年問題)、介護業界にとってひとつのヤマとも言える年をむかえます。
超高齢化社会に向かう反面、介護業界は慢性的な人材不足が解消されずにいます。
介護業界の慢性的な人材不足に対して、政府(厚生労働省)は、例えば外国人介護福祉士の導入などの対策を講じてはきました。
しかし、人材不足に対する特効薬にはなりませんでした。やはり1人でも多くの日本人に介護の仕事に就いてもらうことが、
介護業界の慢性的な人材不足の解消につながり、日本の超高齢化社会を少しでも豊かにすることにつながると介護業界に携わる者として実感しています。
今回の記事では、介護の仕事のやりがい、誇りに直結するような
「お金に換えることはできない『ありがとう』の言葉をいただこう」という内容で、介護の仕事の魅力を見つめていきたいと思います。
介護士の仕事がオープンになってきた時代
最近は、介護士の仕事が良くも悪くもメディアで取り上げられるようになりました。
(事件性のあるニュースについては、業界人としては非常に残念ですが。)
それ故に、介護の仕事に対する情報は30~40年前に比べたら、オープンになってきたと言えます。
また冒頭2025年問題に触れましたが、今の多くのご利用者様の第1連絡先(息子様や娘様になることが多いです)が、いわゆる団塊の世代の方が多く、例えば「自分の親の介護のため」に「介護士の仕事を知りたい」という方も増えてきたように思います。
介護士の給料は本当に安いのか?
「お金に換えることはできない『ありがとう』の言葉」と書きながらも、あえてお金の話を先に述べたいと思います。
(生活がかかるうえでは、キレイごとだけでは済まないですからね。)
ここではフルタイムで働く場合に話をしぼります。(正社員、正職員、常勤と呼ばれる雇用形態です。)
いわゆる常勤で働く介護士は「夜勤のある施設」か「日勤だけの施設」かで、年収に大きな差がでてきます。
簡単に言えば夜勤がある方が手当がつく分「夜勤のある入所施設で年収アップをねらう」という言い方になります。
夜勤手当の額については、施設、事業所によってまちまちではありますが、夜勤を1か月に4~5回して月2万円~3万円ほど上乗せされてくるパターンが多いと思います。
また介護福祉士を取得していると、最近では「資格手当」を設ける施設、事業所も増えてきました。
介護福祉士を取得して働くと、さらに月額何万円かの手当が支給される施設、事業所もあるのです。
また施設、事業所全体の収入として「介護職員処遇改善加算(加算額はこまかく何区分かに分かれます)というものがあります。
この介護職員処遇改善加算を、施設、事業所によっては月々の給料に上乗せしているところもあります。
正直、日勤帯だけの正社員(常勤)で働こうと思うと、年収は決して高くはありません。
しかし夜勤をやり、かつ介護福祉士であると、年収は一気に数十万円レベルで上昇すると言えます。
参考までに、私が今働いている入所施設の正社員(常勤介護職員)の年収は、夜勤を入れたら400万円を超えている職員も多くいます。
年収400万円というラインは、一般的な転職サイトでも目安になる収入として「贅沢ができる収入ではない」けれども「生活に困窮するほどの収入でもない」というラインです。
そのように考えると、介護士の給料は一概に安いとは言えないのではないでしょうか?
「ありがとう」の言葉があるから、いつまでも続けることができる。
お金(収入)の話に触れてきましたが、介護士としてのイチバンの喜びは、直接介護したご利用者様から「ありがとう」と言われる言葉ではないでしょうか。
私の知り合いでこんなことを言っていた人がいます。
「普通はお客様に、こちらから『ありがとうございました』を言うけれども、介護の仕事は相手に『ありがとう』と言ってもらえて、なおかつ給料ももらえる。
「『ありがとう』と言われて給料もらえる仕事なんてなかなかないよ。」と言っていました。
確かにそのとおりだと思います。
給料の話はおいといても、例えばタイヘンな思いをして介護をしたけど、そのご利用者様やご家族様から「ありがとう」という言葉をいただいたとき、介護士としてのやりがい、誇りを感じる場面になります。
介護士になりたての頃はもちろん新鮮な「ありがとう」に聞こえますが、ベテラン介護士も「ご利用者様やご家族様からの『ありがとう』『あなたにいてもらって良かった』という言葉があるから、この仕事を続けようと思う」と言う方が多いです。
まとめ
いかがでしたか?
介護士の仕事のイチバンの魅力であり、やりがいや誇りになるのは、ご利用者様からの「ありがとう」という言葉ではないでしょうか。
どんなベテラン介護士も「その言葉があるから、イヤなことも忘れてしまい、また新鮮な気持ちでご利用者様と向き合える」という部分が、介護士の仕事の特権とも言えるかもしれません。
今回の記事を読まれた方で、1人でも多くの方が私たち介護業界の仲間入りをしてくだされば、業界としても大歓迎、とても幸いに思います。
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