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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

介護施設の調理員は自前が良いのか?それとも委託業者が良いのか?

介護施設を選ぶポイントは様々ありますが、ご利用者様の食事が事業所雇用の調理員で作られているか、委託業者でまかなわれているかも親や身内を託す家族の立場としては気になる点ではないでしょうか?

今回の記事では介護施設の調理員は自前が良いのか?それとも委託業者が良いのか?をご紹介します。

結論は「どちらでもない」

事業所雇用の調理員で作られている方が良い介護施設か?
委託業者でまかなわれている方が良い介護施設か?

結論はどちらでもありません。

介護施設の見学に行くと、担当者から「ウチの施設の昼食は調理員が直接雇用なので、ご利用者様のこまかな要望まで反映させやすいです」といった説明を受けることは多いものです。

でも委託業者がダメということにはなりません。
最近の委託業者の食事の質はどんどん上がってきています。

委託業者の方が悪いというイメージは間違い

前述の続きにはなりますが、介護施設の見学の際、担当者から食事の説明で「委託業者だとご利用者様のこまかな要望が反映されにくく、食材もレトルトが多いです」といった説明を受けることもありますが、最近の委託業者は決してそんなことはありません。

むしろ委託業者の方が、優れている点もあったりします。

委託業者にとって、委託元の介護施設は“顧客”です。
顧客のニーズに応えようとしている委託業者が増え、委託業者の管理栄養士さんの方が熱心にご利用者様の声に耳を傾けていることも
最近は少なくないのです。

委託業者の方が悪いというイメージは捨てましょう。

行事食や特別食の試食で判断せず、通常メニューを試食する

介護施設で“昼食付き見学会”といった企画を定期的に開催している、宣伝している施設も多く見かけるようになりました。

介護施設見学のきっかけにはなりますが、真剣に介護施設を選ぶ際は昼食付き見学会だけで食事の質を判断するのは気をつけましょう。

なぜなら、昼食付き見学会の昼食はいつも以上に気をつかい見栄えよく作ってあることが多いからです。
行事食や特別食の色あいが強くなります。

ご利用者様の食生活は当たり前ですが、朝、昼、夕の3食が基本です。
この毎日の3食が常に行事食や特別食ということは絶対にありえません。

介護施設選びにおいて食事も確かめたい方は、あえて普通の日の通常メニューを試食することをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか?介護施設を選ぶ際、食事も確かめたい方は“昼食付き見学会”などよりも、
普通の日の通常メニューを試食する方がその施設の食事の質を確かめることができます。
今回の記事が、介護施設選びで悩んだり迷われているご家族様のご参考になれば幸いです。

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