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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

介護福祉士になって得た医学のプチ知識「認知症予防は糖尿病予防」

介護福祉士になって介護の仕事をすると、様々な研修を受講する機会も増えます。
介護福祉士は単なる介護分野だけではなく、医療・福祉という面で幅広い知識が求められるので実に様々な研修を受講することができます。

今回の記事では、私自身最近の研修で知って良かった「認知症予防は糖尿病を予防すること」という内容をご紹介します。

 

糖尿病は身体を構成する細胞にエネルギーが取りこめない病気

(私は医師ではないのでこまかな専門的な内容は省かせていただきます。)
糖尿病の症状としてイメージすることはどんなことでしょう?

多くの方はその漢字の通り「尿から糖分が排出されてしまっている」というイメージではないでしょうか?
実際それで正解なのですが、私が研修で得た知識というのは「尿から糖分が排出されているということは、身体にどんな危険が生じているか」ということなのです。

尿から糖分が排出されているということは、血液中の糖分が身体を構成する細胞に取りこめていない状態なのだそうです。

脳も当然細胞で構成されている

いったん話は変わりますが、人間に限らず生物は細胞で構成されているというのは学校で習ったこととして覚えている方も多いのではないでしょうか。
人間の手足はもちろん、外側の皮膚、骨、内臓もすべて小さな1つ1つの細胞で構成されています。
当然、脳の中も細胞で構成されているわけです。

ここで再び糖尿病の話に戻ります。

糖尿病は、血液中の糖分が身体を構成する細胞にきちんと取りこめなくなる病気です。
脳は小さな1つ1つの細胞で構成されています。
この2つの要素を組み合わせると・・・ピンとくる方もいるかもしれません。

糖尿病になると、脳の細胞も糖分=すなわちエネルギーがきちんと取りこめなくなり、その結果脳細胞が破壊、委縮などを起こす、脳細胞が通常どおり働かず壊れていくそうなのです。
脳細胞が破壊される、委縮を起こす→認知症の発症に大きな影響があるということなのだそうです。

介護福祉士歴○○年の私が今さらこんなことも知らなかった・・・というのも恥ずかしいのですが、でもこの研修を聞いてなるほどと納得できましたし、
糖尿病予防に対する自分自身の意識が高まったことは確かです。

まとめ

今回は私が最近の研修で知って良かった内容をご紹介しましたが、このように介護福祉士になると様々な研修を受けて、自分自身のためになる知識を得る機会が増えます。

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