高齢者の方・ご家族の方向けコラム
介護施設を選ぶポイントは?介護士の年齢バランスはよいか
- 2017.06.30 @ 新着
- 高齢者の方・ご家族の方向けコラム
介護施設の虐待や事件のニュースも近年増えています。
親や身内を施設に託す家族の立場としては、入所させた後に後悔はしたくないものです。
今回の記事では介護施設を選ぶポイントとして「介護士の年齢バランスはよいか」をご紹介します。
良い介護チームにはいろんな年齢層の介護士がいる
介護はチームでする仕事と言えます。
特に入所型の施設は固定された介護士だけで24時間1年間を介護できるはずもなく、交代勤務でご利用者様の生活を支えています。
チームについて、スポーツをする人はイメージがわきやすいと思いますがチームでやるスポーツは、同じボジション、同じタイプの選手だけしかいない状況だと良いチームはできませんよね。
各ポジションを得意とする様々なタイプの選手がいて、それらの選手がまとまることで良いチームは構成されます。
介護もある意味それと同じです。
介護の質に期待できる介護チームには男女含めていろんな年齢層の介護士が所属していることが多いものです。
若い介護士しかいない介護施設、年配の介護士しかいない介護施設
一概に「若い介護士しかいない(または年配の介護士しかいない)からダメな介護施設」とは決めつけれませんが、介護の質に対しての傾向はありますのでご紹介しておきます。
若い介護士しかいない介護施設は、体力はあっても経験値が浅い可能性があります。
言葉づかいの乱れや、緊急時の対応力などは施設を選ぶ前にできるだけ確認しておいた方がよいと思われます。
年配の介護士しかいない介護施設は、経験値はそれなりにあるのですが、古い過去の経験値にとらわれて、介護に対しての新しい考え方が入っていかない可能性があります。
施設を選ぶ前に、できたら介護士のナマの言葉で介護に対する考え方を聞いておいた方がよいと思われます。
男性の介護士が圧倒的に多い介護施設の注意点
年齢ではありませんが、男性の介護士が圧倒的に多い介護施設にも注意しましょう。
特に母親や女性の身内を入所させたいご家族様は注意が必要です。
入浴や排泄の同性介助を希望しても、取り扱ってくれない場合があります。
また女性の介護士が働きにくい職場環境である可能性も高く、職員にあまり優しくない介護施設はご利用者に対する介護も優しくない可能性があります。
まとめ
いかがでしたか?
介護施設を選ぶ際には、介護士の年齢バランスを見ることも大切なポイントです。
入所施設はシフトの都合で、見学に行った日がたまたま若い介護士だけ(または年配の介護士だけ)という可能性もあるので、気になったら介護士の年齢層や平均年齢など聞いてみてくださいね。
今回の記事が、介護施設選びで悩んだり迷われているご家族様のご参考になれば幸いです。
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