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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

施設サービスで自費になる部分とは?

介護が必要となった高齢者は、介護保険を申請し、施設サービスを受けます。

介護保険サービスは、個人負担が1割(収入・資産によっては2割)となっており、それ以外に費用かかからないと思っている人も少なくありません。

しかし、介護保険適応外のサービスがあり、実費で支払わなければならないものもあります。
施設サービスで、実費になる部分とは何か、ご紹介いたします。

胃ろうも、食事代がかかることがある

施設で提供される食事は、全て実費負担となり、3食分(デイサービスであれば1食分)が必要となります。

また、胃ろうで食事を摂取している高齢者は、胃ろうに使用している液体によって、食費として費用が必要となることがあります。

さらに、体調不良で食事が摂取できないとしても、翌日まで食事をとめることができない場合には、食べていないとしても食事代がかかることもあります。

そのため、外出や外泊などで食事を必要としないときには、早めに対応することで食事代を請求されないようにすることも、重要となります。

おむつ代がかかることもある

デイサービスなどの施設では、基本的にはオムツは持参し、ご自分のオムツを使用することになります。

しかし、ショートステイなどでは、荷物が嵩むと同時に、ショートステイ先が老健や特養の場合には、その施設で使用しているオムツを使用することが多いです。
そのため、ショートステイ中に使用したオムツを、実費加算として後日請求されます。

また、入所している高齢者に関しては、何枚使用してもオムツ使用として定額を請求されていることが多いです。

そのため、一日一枚のパットしようでも、2時間おきの定期交換であっても同じ料金を加算されていることも少なくありません。

個室代は部屋の種類によって違う

感染症などにより、隔離が必要となった場合を除き、本人又は家族の希望により個室を使用している場合には、個室使用量が別途実費負担となります。

また、ショートステイの場合等は、個室使用していることが多く、加算の対象となります。
そのため、個室ではなく大部屋希望とすると、個室利用料はかからないことになります。

まとめ

介護保険制度で利用する施設であっても、実費負担となる項目があり、注意をしなければ想像以上の請求が来ることも少なくありません。

そのため、何が実費で何が介護保険適応なのかを理解し、利用することをお勧めします。

実費負担となるものの多くは、食事・入浴の際に使用する者・オムツ等、自宅においても使用する者であることを理解し、その他次多い負担となるものがないか、施設のパンフレットを確認することが重要です。

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