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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

介護施設を選ぶポイントは?認知症の方が玄関付近に立っている

介護施設の虐待や事件のニュースも近年増えています。
親や身内を施設に託す家族の立場としては、入所させた後に後悔はしたくないものです。
今回の記事では介護施設を選ぶポイントとして「認知症の方が玄関付近に立っている」をご紹介します。

認知症の方が玄関付近にいるとと危ないのでは・・・

「認知症らしき方が玄関付近に立っている」→「勝手に外に出たら危ないのでは」と思うご家族様は多いのではないでしょうか?

ところが介護施設を選ぶ際は、認知症のご利用者様が玄関付近に立っているということを逆の視点で見ることがポイントです。

ご利用者様の行動を制限していない証拠

認知症のご利用者様が玄関付近に立っているということは、介護の質に期待できる施設と言えます。
なぜでしょう?

認知症のご利用者様が玄関付近に立っているということは、ご利用者様の行動を制限していないということを示しています。
ご利用者様を一定のエリアから出ないようにしたりしていない、閉じ込めたりしていないということのウラ返しなのです。

「勝手に外へ出て行きそうで危ない・・・」ように見えるかもしれませんが、たいてい介護士の目が行き届いているか、他の職種の協力により見守りができているので大丈夫です。

このような介護施設は、身体拘束防止や高齢者虐待防止に対する職員の内部研修(勉強会)が充実していると推測でき期待できます。
親や身内が虐待の対象になる可能性は低いと言えます。

認知症のご利用者様が玄関付近に立っていて、そのご利用者様に笑顔があったり、危険のない範囲で自由に行動している様子が見受けられたら、そのような介護施設はかなり期待できる施設と言えます。

認知症に対する介護の充実度が示されていると言えます。
介護施設選びの重要なポイントとも言えます。

ただし「そこはダメでしょ」という言葉が聞こえたら要注意

認知症のご利用者様が玄関付近に立っていたら、どこからか介護士がやってきて「○○さん、そこは居たらダメでしょ」というような言葉が聞こえてきたら、その介護施設は考えた方がよいかもしれません。

介護士が、認知症のご利用者様に対して否定的な言葉を使って活き活きとした行動を奪っている可能性があります。

認知症のご利用者様が玄関付近にいても、介護士の言葉づかいが否定的な場合は介護施設選びの際は注意しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

認知症のご利用者様が玄関付近に立っていると、危ないようですが実は良い介護施設であると期待できます。
今回の記事が、介護施設選びで悩んだり迷われているご家族様のご参考になれば幸いです。

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