HOME > すべての記事 > コミュニケーションのコツ > 介護初心者が高齢者と上手にコミュニケーションを取るポイント

コミュニケーションのコツ

介護初心者が高齢者と上手にコミュニケーションを取るポイント

介護の現場では、高齢者とのコミュニケーションをとることがより良い介護を行うことでとても必要なことになります。ここでは、高齢者と上手にコミュニケーションをとるポイントについてお伝えいたします。

高齢者との信頼関係を築くために、相手の話をゆっくり聞くことが大切です。

高齢者とのコミュニケーションの中で、まず相手と同じ視線でゆっくり話を聴いていくことが大切です。高齢者の話は堂々巡りで、支離滅裂な会話が多いです。その中で、高齢者の話を否定せずまずは話を聴く姿勢を持つことが信頼関係を築くことで最も必要なこととされます。
特に、介護者自身の心に余裕がなければ話をゆっくり聞くことができないため、話を聴くときだけに集中し向き合う姿勢、理解しようとする姿勢を持ち、高齢者のペースに合わせることが大切となります。

高齢者の人生を知り、現在の在り方を見ていくことがポイントになります。


高齢者にとって、話したいことは昔の思い出話が多いです。特に苦労したことや楽しかったこと等自らががんばっていた頃、輝いていた頃のお話をすることが多く、そこからその高齢者の価値観という事がわかります。何を大切のどのように生活を送ってきたのかという事を知ることにより、その人自身が大切にしている物がわかり介護の際に活用することができます。

そのため、ただ話を聴くのではなくその時にどのようなことがあったのかどのような気持であったのかという事を聴きながら、現在はどうしていきたいのかどうしてほしいのかという事を確認していくことが必要となります。そこから、家族背景や高齢者の取り巻く状況等を確認することができます。

常に高齢者主体で話を進めてもらうことが大切です。

 
話の中で、疑問に思ったことや言っていることが違う可能性もあります。しかし、その際に否定するのではなく、高齢者が話したいように話をしやすい環境を作ります。そうした中で、高齢者は介護者に信頼を持ち、心を開いてくれます。

本当はこんなことが辛く、こうなりたい、こうしたいという今の高齢者にとっての問題点がでてくることで、高齢者へ適切なケアにつなげていくことができます。その問題点を見逃さないためにも、また問題点を介護者が誘導しないためにも高齢者主体での話を進めていくことが必要となります。

まとめ

高齢者とのコミュニケーションを行うに当たり、時間が必要となってきます。しかし、その時間をとることで高齢者自身が介護者との良い信頼関係を築くことができ、また高齢者へのより良い介護を実践することができます。そのため、コミュニケーションを上手に取るためにはまずはゆっくりと高齢者目線で話を聴くことが大切となります。

掲載中の転職サイト一覧

コミュニケーションのコツ関連記事