介護士コラム~体験談~
仕事しながら冷え性解消!?手浴足浴効果あり。入浴介助の美学3。
- 2016.03.02 @ 新着
- 介護士コラム~体験談~
介護職の大切な仕事の1つ「入浴介助」。
利用者さんの清潔保持・爽快感・血行促進のために必要な仕事になってきますが、この血行促進、実は介護職にとっても入浴介助という仕事の自然な流れで経験できるって知ってました?
介助中、お湯を触り続ける効果。
入浴介助という仕事、これまでにも何度か書いてきましたが仕事中常にお湯を触る環境にあります。
このお湯に触るということは、介護職は仕事をしながら自分達の手や足を温めているということになるのです。
仕事しながら手浴・足浴と同等の効果あり。
利用者さんにとって安全かつ安楽な入浴をしていただくためにはお湯の温度をある程度一定に保っているかの確認をすることも介護職の大切な仕事になります。
一般的には40℃を軸に夏場は少しぬるめ(39℃程度)、冬場は少し熱め(41℃程度)で温度を保っている介護現場が多いように思います。
利用者さんの安全かつ安楽な入浴のために、お湯の温度を一定に保つのですが、介助者である介護職はこの一定の温度をほぼ常に介護職自身の手や足にかけている(かけているつもりがなくても、仕事上お湯をさわり続けているのでお湯がかかっているのと同じことになります)ことになります。
お湯を常に触り続ける環境にあるので、お湯が触れることの多い手や足は自然と温まります(足もとはだいたい濡れてもよいサンダルばきでやっている現場が多いと思います)。
つまり仕事をしながら手浴・足浴と同じ効果を得ることができるのです。
利用者さんの安全確保のために、浴槽に足を入れっぱなしにすることも・・・
入浴介助をする浴槽のタイプにもよりますが、大浴場タイプで入浴を行っている入浴介助現場では、大浴場に利用者さんが入られた後、介護職がひざ下くらいまでを浴槽内に入れて、利用者さんが万が一入浴中にお湯の中に身体が沈んでしまったり、浮力でバランスを崩してしまったときなどにすぐ助けにいけるようにしているところもあります。
これは介護職が利用者さんの見守りや安全確保をしながら足浴状態になっているのと一緒と言えます。
足がつかっているだけで結構ポカポカ(実際は冬場でも暑いと思いますが)してくるものです。これだけでも冷え性の介護職にとっては全身の血行を促進することに自然とつながっていくのです。
冷え性解消になる入浴介助。
冬場など冷える季節、入浴介助は常にお湯に触れ続けるので、自然と手や足が温まります。冷え性の方など、冷え性解消にはもってこいの仕事だと思います。
給料をもらって利用者さんに「ありがとう」と言われて冷え性まで解消できる!?
これもまた入浴介助の美学だと思います。
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