就職先としての介護施設
有料老人ホームに転職する際に気を付けたいポイント
- 2017.07.11 @ 新着
- 就職先としての介護施設
高齢者が、在宅生活に不安を感じた時、最期の住処として有料老人ホームに入居することも少なくありません。
特に、有料老人ホームの場合は、お金を支払う事で入居することができ、介護が必要とされなくても入居することができます。
そのため、一人での生活に不安を抱えた高齢者などが、そこで生活を行い安心した環境を求めている人も多くいます。
しかし、一方の有料老人ホームで生活を行うためには、多額の費用が必要となり一般庶民では生活することが難しいことも現実です。
有料老人ホームに転職する際に、介護士として気を付けたいポイントについてご紹介します。
有料老人ホームは富裕層が多い
有料老人ホームの入居費用は、初期費用として1000万以上かかるところも多く、退職金や住宅を売ったお金を使用し入居する人も少なくありません。
また、月々の入居費用も、一般的な高齢者専用住宅に比べ高く、年金の高所得者が入居していることが多いです。
そのため、元々現役時代に高所得を得ていた人が多く、ケアに対しても協力的ではない人も少なくありません。
また、富裕層はプライドが高く、言葉一つでも反発心を抱いてしまうことがあります。
社会人として当たり前のことではありますが、有料老人ホームに転職する際には、言葉遣いなど社会人としてのマナーがきちんとできることが重要となります。
すべてがお金で解決となる
老健や特養などとは違い、有料老人ホームは、すべてに対し費用が発生してきます。
例えば、食事を食堂で食べるのではなくお部屋で食べたい場合には、食事を運ぶことによる費用が発生してきます。
そのため、有料老人ホームで初めて働く場合には、一つ一つのケアが全てコストにつながることに不安や疑問を感じることも少なくありません。
しかし、有料老人ホームでは、すべてがお金で解決をするという事を、理解することが重要となります。
家族も富裕層が多い
有料老人ホームに入居している利用者が富裕層という事は、その家族も富裕層が多く、対応を一つ間違えると訴えられることも少なくありません。
また、高齢者介護の中で一番介護士が関わりたくないのが、利用者の相続に関することです。
特に、利用者の体調が崩れた時などに、相続争い等が発生し、介護士が振り回されてしまう事も少なくありません。
そのため、利用者およびご家族との適度な距離をとり、振り回される危険性が出てきたときには、上司にすぐ相談することなどが重要となります。
まとめ
有料老人ホームに転職する際には、仕事量としては老健や特養に比べ減りますが、精神的には大変なことが多いです。
また、「お金」という一つのキーワードに対し、割り切った対応をできなければ、精神的にも介護士が追い込まれてしまう事も少なくありません。
さらに、富裕層が多いことからも、社会人としてのマナーを十分身に着け関わっていくことが重要となります。
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