就職先としての介護施設
訪問介護に転職する際に気を付けたいポイント
- 2016.09.27 @ 新着
- 就職先としての介護施設
介護士が転職する際に、訪問介護という選択肢がありますが、訪問介護では実際どのようなスキルが必要なのかわからない人も少なくありません。また、訪問介護は夜勤がない分子育て期の女性にとっても、働きやすいのではないかと思い転職する人も多くいます。
訪問介護に転職する際に、気を付けておきたいポイントについてご紹介いたします。
訪問介護は、運転免許がないと厳しい
訪問介護とは、基本的には訪問介護事業所の管轄内にある住宅に訪問し、介護を提供することになります。また、時間で区切られた介護を行うため、一日に5~7件の住宅を訪問することになります。
歩いての移動では移動時間がかかりすぎてしまい、車で移動し効率よく訪問することになります。また、住宅街など細い道を運転しなくてはならないこともあり、さらに冬道などにおいても時間通りに訪問しなければなりません。
そのため、ペーパードライバーと言うよりは、運転技術がそれなりにないと訪問介護を行う事は難しいのが現状です。
介護技術のみではなく知識も必要
訪問介護には種類があり、身体介護と家事支援等があります。
家事支援等に関しては、掃除・洗濯等、要介護者が日常生活において困っていることの手伝いをする形となります。実施方法等はその家々によって違いはありますが、自宅で行っていることと大きく変化はありません。
しかし、身体介護となると、オムツ交換やトランスファー等技術が必要となります。
さらに、訪問介護は基本的には一人で行うため、要介護者の変化にも気づいていかなければなりません。
そのため、ただ訪問して介護をするのではなく、その介護を実践している中で「いつもとの違い」を察知できる力が重要となります。
サービス提供責任者として勤務も可能
サービス提供責任者とは、訪問介護とケアマネージャーなどとのパイプ役となり、要介護者にとってより良いサービスを提供できるようマネジメントする役となります。また、訪問介護事業所において、利用者40人に1人配置しなければなりません。
訪問介護事業所に、サービス提供責任者の配置が義務付けられていると言っても過言ではありません。
さらに、介護福祉士の場合、サービス提供責任者として勤務することが可能であり、訪問介護を実際の現場で行うよりも、給与面でも優遇されていることもあります。
まとめ
訪問介護に転職したいと考えた時、夜勤がなく楽そうという安易な考えでは、勤まらないことも少なくありません。また、訪問介護は施設勤務とは違い、一人で訪問するからこそ技術だけではなく十分な知識も重要となります。
さらに、介護福祉士のキャリアアップとして、サービス提供責任者となり、利用者にとってより良いケアをマネジメントしていくことも一つとなります。
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