元気な高齢者と関われる仕事【通所介護 社会福祉士】

通所介護（以下、デイサービス）で働く社会福祉士は、生活相談員として活躍されています。
生活相談員はどのような仕事をしているのでしょうか。また、デイサービスで働く場合の身に着くスキルや知識はどのようなものがあるのでしょうか。

生活相談員の仕事は人とやり取りをすること、施設の顔になります

デイサービスの生活相談員の主な仕事としては、そのデイサービスの窓口になり、様々な相談を受けることです。デイサービスは在宅サービスの一種ですので、ケアマネージャーからの依頼のもと利用者を受け入れることになりますので、ケアマネージャーとのやり取りを行います。

また、利用している方の苦情や相談を受けることもあります。特にデイサービスでは比較的元気な人が多いですので、相談苦情は施設と比べると多い傾向にあります。
人と話すこと、きちんと話を聞いてそれを対処する力が必要になります。

自分のデイサービスをきちんと説明をする、営業力も必須です

生活相談員としてもう一つ重要なこととしては、依頼される利用者が自分のデイサービスに合っているかどうかを確認することです。
例えば要支援が中心のデイサービスの場合、要介護５の人が来てもそのデイサービスで行っているサービスは要支援者向けのものですので、適していない可能性があります。反対に、要介護度が重いところに要支援者が来ても、要支援者の方は話し相手が居ない可能性もあります。

ケアマネージャーは、その方に合ったデイサービスを探して依頼をしますが、中にはデイサービスのことをほとんど知らない状態で依頼するケアマネージャーもいますので、その際はしっかりと説明をすることが大切です。もちろん本人や御家族の方にも相談することが大切です。

書類関係を整えることも仕事の内、個別計画書を作成しなければならない

デイサービスでは、個別計画書といって施設でいうケアプランのようなものを作成する義務があります。多くのデイサービスではその計画書は生活相談員が作っていることが多いです。
個別計画書はケアマネージャーが作成したケアプランに基づき作られるものであり、その方がなぜデイサービスを利用するのか（理由）、デイサービスで何をするのか、どうなりたいのか（目的）ということを定期的に作成しなければなりません。

まとめ

デイサービスの生活相談員は介護業務も兼ねている場合もあり、業務的には非常に忙しいものになります。
送迎などの業務もありますので、残業も多くなりがちです。
しかし、他の施設と違って高齢者は比較的元気な場合も多いですので、そういった意味では楽しくできる仕事、充実した仕事だといえます。