介護士のお仕事
日中起きれば夜寝れる!昼夜逆転のご利用者様の介護のコツ
- 2017.10.02 @ 新着
- 介護士のお仕事
介護施設における認知症のご利用者様の介護で困る事の1つにご利用者様の昼夜逆転(夜寝ずに、昼寝てしまう)があるのではないでしょうか?
今回は、昼夜逆転の対応で困ったときのコツに触れてみたいと思います。
人は誰でも夜起きれば昼眠い
認知症のご利用者様に限らず、私達も夜に起きて活動していれば、日中眠いのは当然ですよね。(介護士の夜勤の仕事なんか、まさにそんな感じです。)
まずは「認知症だから夜寝ない」という間違った考え方はやめましょう。
日中の活動量はどうか
昼夜逆転しているご利用者様であっても、もとをたどれば夜寝て昼起きていたはずです。ところが少しずつ昼にウトウトすることが増え、夜の寝付きが悪くなって、それを繰り返しているうちに完全なる(?)昼夜逆転になってしまうパターンが多いと思います。
昼にウトウトしてしまう理由の1つに「日中の活動量が確保されていない」ということが実はよくあります。
それと介護施設によっては、昼食後に休養という意味でご利用者様にベッドで横になっていただく施設もありますが、ご利用者様にとってはその時間に思いの他深く眠ってしまって夜寝付けないというパターンに陥る場合があります。
高齢者なのので日中の休養も必要ではあるのですが、適当な活動量が確保できているかを見直してみる必要はあるのではないでしょうか?
日光浴や、活動をうながす音楽などをかけておくだけでも効果的
ただ介護施設によっては「介護士不足で、日中ご利用者様のレクリェーション(活動)なんかとてもできない」という施設もあるかと思います。
そのようなときは、日光浴をするだけでも効果的です。
(施設に日当たりの良い場所があれば何よりです。)
また、ご利用者様世代になじみのありそうな音楽、当時の流行歌などをかけておくと、自然とご利用者様が口ずさんだりして、活動量があがります。
体操などのDVDなどをエンドレスでかけておくだけでも、テレビ画面を見ながらご利用者様が1人で身体を動かしたりされることもあり、やはり効果的に活動量があがります。
日中適度に疲れれば夜寝付きやすくなる
ご利用者様に限らず、人は誰でも日中の活動量があがり適度に疲れると夜寝付きやすくなります。
昼夜逆転のご利用者様も同じようなものです。
どこかのタイミングで日中にがんばって起きていていただくという日が必要にはなりますが、昼起きて夜寝るというあたり前のサイクルに戻すという発想が介護士には必要です。
まとめ
いかがでしたか?
日中の活動量を確保して、ご利用者様にとって夜間良い眠りとなるための1つのコツとして参考になれば幸いです。
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