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転倒を予防しましょう。杖の適切な長さと、歩き方のポイント

年を重ねることに骨密度が低下および病気の影響などにより、歩行状況が悪くなり転倒のリスクは高くなります。また、高齢者は転倒することにより寝たきりとり、そのまま廃用性症候群などに伴いなくなることがあります。そのため、高齢者が今の生活レベルを落とさないためには、転倒しないことが大切となります。そこで、日常の中での転倒予防についてお伝えします。

日々の生活の中で、足の筋力を維持増進することが大切です。

日常の何気ない生活の中で、足が上がらなくなりつまずきやすくなることは良くあります。病気により足があがらないこともありますが、特別な病気がない限りは筋力の衰えが原因となります。そのため、日々の生活の中で極力足をあげて歩くことや、バリアフリーとなっているところばかりではなく、外などの段差があるところも歩き筋力を落とさないことが必要となります。

一度落としてしまった筋力は、なかなか元に戻ることは難しいです。特に高齢者の場合は、若いときと違い一度落としてしまった筋力を戻すことは容易なことではありません。そのため、歩けるのであれば特別な運動をするのではなく、日々の生活ので立位や歩行をして筋力の維持増進に勤めることが必要です。

歩くのに不安になったら無理はせず、歩行補助用品をすることも必要です。


いつもと同じように歩いているつもりでも、フラフラしてしまう事や立っていることが以前に比べ辛くなることもあります。退院したばかりであったり、一度転んでしまったことで歩くことに不安を持つ人も少なくありません。そのような場合、歩行補助用品いわゆる杖やシルバーカーなどを使用して歩行することを検討することも必要となります。

しかし、杖の使い方を間違えると転倒につながってしまうため、正しい使い方を理解し使用することが必要となります。また、杖やシルバーカーなどの歩行補助用品を使用することに、抵抗がある人も少なくありません。そのため、使用せずがんばって自力で歩行し転倒し二度と起き上がることが出来なくなることもあります。

自分は大丈夫と過信はせず、歩行に自信が無くなったときや歩行状況が不安定となったときは歩行補助用品を使用し、転倒予防につなげ健康寿命を延ばしていくことが大切なこととなります。

杖は持ち物ではなく、自分に合ったものを適切に使うことが大切です。

杖を、持ち物のようにもって歩きうまく使えていない人を街などで見かけますが、杖の使い方を間違えると逆に転倒の危険性が高まるため、注意が必要です。杖は、利き手もしくは麻痺側ではない方で持ち、体よりも一歩前でつきます。また、杖の長さは手を下にしたときに手の位置と杖の持つところの長さが同じ長さがちょうど良いです。

4点杖と1点杖とありますが、基本的に自力歩行に問題がない場合には1点杖でも大丈夫ですが、支えが必要な場合などは4点杖の方が安定感があります。しかし、杖に全体重をかけてしまうと、ふらつき転倒してしまうため全体重をかけないようにすることが必要になります。また、杖を支えとせず持ち歩いてしまうと、足に絡まり転倒してしまうリスクが高まるため、杖をつかずに歩いてしまうのであれば使用は控えた方が良いこともあります。

まとめ

高齢者にとって転倒するということは、生涯の生活に大きく関わってきます。そのため、歩行補助用品をうまく活用しさらに日々の生活の中で筋力の低下を抑制し、いかに健康寿命を延ばすかということが必要となってきます。

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